5月の暑さにご用心!子どもを熱中症から守るポイント
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セコムの舟生です。
5月になると、夏の気配を感じるような暑さの日も出てきます。
この頃から熱中症で搬送される方が徐々に増え始めます。環境省でも、熱中症の発症しやすさを示す「暑さ指数」の情報提供を5月からはじめるようです。
熱中症の怖さは、突然の体調変化。
元気いっぱいだった子どもが、突然重度の熱中症に見舞われることもあります。体が暑さに慣れていないこの時期は、特に熱中症を発症しやすいのですが、保護者も本人もすぐに気づけないことがあるようです。
熱中症シーズンの到来に備え、熱中症から子どもを守るポイントをおさらいしておきましょう。
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▼ 5月からが要注意シーズン!まずは熱中症が起きるメカニズムを知る
消防庁によれば、昨年は5月から熱中症で救急搬送される方がいました。
5月の中旬から増えはじめ、下旬には急増しています。この時期に急激に熱中症患者が増える理由は「急な暑さ」。
「体が暑さにまだ慣れていない」ということが大きな原因です。人間の体は、気温上昇にともなって体温が上がると、汗をかいて体温を下げる仕組みになっています。効率よく汗をかける体になるためには、体を少しずつ暑い環境に慣らしていく必要があるのです。
ところが、急に暑くなって発汗や体温調整がうまくいかないと、熱中症にかかりやすくなります。
特に子どもは、汗腺が未熟で体の調整機能も十分ではないため、暑さへの抵抗力がありません。また、背が低いのでより地面に近く、照り返しもきついため、大人に比べて体感温度が高くなります。熱中症になる危険度は、子どものほうが高いのです。
▼ こんなときは熱中症になりやすい
熱中症になりやすい条件をおさらいしておきましょう。<熱中症になりやすいのはこんなとき>
○ 晴天で日差しが強く感じられるとき
○ 風がないとき
○ 涼しい日が続いたあと急に気温が高くなったとき
○ 曇天でも湿度が高くジメジメして不快な気候のとき本格的な熱中症シーズンは7月~8月ですが、5月の好天日や、6月の梅雨の晴れ間なども要注意です。
これらの条件に加えて、体調が良くないときなどは熱中症を発症しやすくなります。お子さんの場合は、寝不足、朝ごはんを食べていないといったことが、影響することもあるようです。規則正しい生活を送ることも、熱中症対策のひとつといえます。
▼ こまめな水分補給と休息をこころがけて
子どもは何かに夢中になっていると、のどの渇きや、体調の変化に気づかないことがあります。
日ごろから、誰にでも熱中症になる可能性があることや、こまめに水分補給をすることをよく言い聞かせ、熱中症にならないような過ごし方について意識させてください。熱中症予防の最大のポイントは、水分補給。
「のどが渇いた」と感じてから飲むよりも、こまめに水分補給するのが理想的。
学校では面倒がらず休み時間ごとに水分を補給するようお子さんに伝えましょう。このほか熱中症を防ぐ対策としては、
(1) 首元を締めつけない衣服を着せる
(2) 吸汗速乾素材の肌着を着せる
(3) こまめにタオルやハンカチで汗を拭くように習慣づける
(4) 必要に応じて着替えを持たせるこれらのことに気をつけてあげてくださいね。
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これからの時期、クラブ活動や習いごとなどでスポーツをしているお子さんは、特に熱中症対策に留意していただきたいと思います。
5月になると運動会の練習がはじまる小学校も多いと思いますので、お子さんの体調管理には十分注意を払いましょう。☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆
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2015.04.30