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第11回 全国地域安全マップコンテスト 受賞作品決定!

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セコムの舟生です。

子どもを取り巻く生活環境では、連日のように交通事故や犯罪が発生しています。
ご家庭でも学校でも繰り返し注意を伝えていると思いますが、不安は尽きませんよね。

言葉だけでは実感できないことは、自らの体験を通じて身につけるのがいちばん。
安全や防犯に関する"気づき"を、実践的な知識として活かす方法として、「地域安全マップ」があります。

セコムでは、スクールユニホームの総合メーカーであるオゴー産業株式会社が主催する「全国地域安全マップコンテスト」に協賛しています。
先日、第11回を迎えたコンテストの作品選考会が行われ、子どもの危険回避研究所の所長・横矢真理さんと一緒に、私・舟生も審査に参加してきました。

今回は、各賞の受賞作品を参考に、「地域安全マップ」づくりを通じて、お子さんの通学路や行動範囲の安全性を高める方法をまとめます。


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▼ 子どもの記憶に刻まれる安全教育「地域安全マップ」
第11回「全国地域安全マップコンテスト」は、200点を超える作品が集まり、約540人の子どもたちが参加してくれました。面白いアイデアを活かした作品や、みんなで楽しくつくっている様子が想像できるような作品など、今回も非常によい作品にたくさん出会うことができました。

今年はグループで取り組んでくれたお子さんが多く、模造紙を使った大型の作品がたくさん集まったのが印象的です。みんなの発見やアイデアが盛り込まれた地域安全マップは、どれも迫力があり、子どもたちのがんばりが伝わってくるようでした。

例年、グループ作品では学校単位の応募が多いのですが、今年は児童館からの応募も。いろいろなところで地域安全マップづくりの重要性が認識され、長年子どもの防犯に携わるひとりとして、頼もしく思います。

また、個人やご家庭でつくった小型サイズの作品では、それぞれの個性がよく表れていて、固定観念にとらわれない自由な発想に驚かされます。作品の随所に子どもならではの鋭い視点が感じられ、毎年のことながら感心してしました。

参加してくれた子どもたちは、マップづくりを通じて、ふだん歩いている通学路に潜んでいる危険に気づいたり、「これから注意しよう!」という思いを新たにしたり、いろいろなことを感じたはずです。

社会科見学や修学旅行などで、実際に見て・感じて得た知識が、子どもの記憶に深く刻まれるように、地域安全マップづくりも、足を使って体感しながら安全・防犯知識を高めることに意義があるのです。


▼ 審査員に聞く!各賞の選考ポイントは?
「全国地域安全マップコンテスト」では、「総合大賞」のほか、オゴー産業さんが選ぶ「オゴー賞」、横矢さんが選ぶ「危険回避賞」、そして私が選ぶ「セコム賞」の各賞が贈られます。それから、キラッと光るアイデアが素晴らしかった作品には「アイデア賞」が贈られました。

審査に携わったみなさんに、選んだポイントを教えてもらいました!

「見たままのことを描くのではなく、周囲の方々へのインタビューやアンケートなども加えて、危険な場所をわかりやすくまとめた作品を選びました。折り紙などで可愛らしく飾ってアクセントをつけているものは、ぱっと目を引きますね」(オゴー産業さん)

「さまざまな観点から見た情報がたくさん盛り込まれていて、さらにそれが見やすくまとめられていると、レベルが高いなと思います。見る人のことまで考えてつくられていると、やはり作品にも違いがでるのかもしれませんね」(横矢さん)

地図になんでもかんでも書き込もうとすると、まとまりのない仕上がりになってしまうことが多いのですが、お二人が言うように「見やすさの工夫」がある作品は、やはり目を引きます。
集めてきた情報を、自分なりに消化して整理できているからこそ、「見せ方」も工夫できるのだと思います。

初めて取り組むお子さんは、「不審者が出没しそうな場所」「事故が起きそうな場所」などテーマを決めて、エリアも広げすぎずにマップをつくってみるとよいかもしれません。
ポイントを絞り込むのも、見やすい作品にまとめるコツのひとつです。


▼ 地域安全マップを実際の安全・防犯に活かすには?
私の選考ポイントは、「何が危険なのか」「危険を回避するためにどうすればいいのか」まで考えられていること。

「危ないから気をつける」と書くのは簡単ですが、理由や対策まで頭を巡らせなければ、身を守る知識として活かしきれません。

たとえば、「駐車場」。
死角が多く、子どもたちには気をつけてほしい場所のひとつです。
せっかく地域安全マップをつくるなら、どういうところが危険なのか、何に気をつければいいのか、じっくり観察して考えてもらいたいと思います。その結論をマップ内に書き加えると、あとでマップを見返したときにすぐ思い出せますし、他の人が見ても「なるほど」と思うでしょう。

地域安全マップを実際の安全や防犯に役立てるには、自分の頭でしっかり考えることが大切です。「なぜかな?」「どうしたらいいかな?」という一考をマップづくりに加えてもらうと、完成したときにはお子さんの危機回避能力がグーンとアップしているはずです。


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地域安全マップは、低学年のお子さんでも気軽に取り組める、効果の高い安全・防犯学習です。
夏休みの自由研究にもおすすめですので、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
詳しいつくり方は、こちらの記事でも紹介しています。

自由研究にやってみよう!「地域安全マップ」づくり

次回の第12回「全国地域安全マップコンテスト」で、たくさんの作品に出会えることを楽しみにしています!

2018.06.21

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