日常に潜む「あやしい」「あぶない」を見落とさない子どもを育てるために
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セコムの舟生です。
先月、文部科学省、国土交通省、警察庁が主体となって行われた、全国の公立小学校の通学路約7万カ所の点検確認。子どもが事故に遭う恐れがあり、安全対策が必要とされる地点が約6万カ所にのぼりました。
道幅が狭い、見通しが悪いなどの理由で、横断歩道や信号の設置といった安全対策が求められているそうで、これほど多くの"潜在的危険"があったことに驚きが隠せません。
今回の点検は通学路に限定していますが、登下校に限らず、子どもたちの日常の行動範囲にはこうした危険がたくさん潜んでいることを、あらためて認識したいものです。
以前、「日没が早まると事故が増える」というお話をしましたが、犯罪についても同じことが言えます。
暗いということは、周りから見えにくくなるということ。子どもを狙う者が物陰に隠れることも容易になりますし、人目にもつきにくくなります。つまり、子どもに近づきやすくなるのです。
9月初旬に起きた広島県広島市での連れ去り事件は記憶に新しいところですが、習い事や塾通いをするお子さんの中には、暗くなってから帰宅するケースもあることでしょう。
この機会に、日常に潜む「あやしい」「あぶない」サインについておさらいしておきましょう。
親子でできる防犯シミュレーションもご紹介しますので、秋の夜長、お子さんとのコミュニケーション感覚でぜひトライしてみてくださいね!2012.10.01