雪の日の登下校、転倒や、事故防止など、安全に歩くためのポイントは?
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セコムの舟生です。
今年は、日本海側を中心に積雪が多くなっていますね。
気象庁の季節予報によると、気圧配置の関係で日本に寒気が流れ込みやすくなっていて、例年より寒い冬になっているのだそうです。滑りやすい雪道では、子どもたちの登下校も心配です。
子どもたちの登校時間にあたる朝6~7時台は、晴れていても気温が低いので、雪や氷が固まっていることも考えられます。雪が降れば視界が悪くなり、交通事故への注意も欠かせません。
雪に興奮していつもより注意が散漫になってしまうケースもありますよね。今回は、雪の日に子どもたちが安全に通学路を歩けるよう、転倒防止に役立つ歩き方や、交通事故の防止につながるポイントなどをピックアップしました。雪に慣れていない地域の方はもちろん、雪に慣れている地域の方も油断大敵ですので、ぜひご覧ください。
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▼ 知っていますか?雪が降った日に適した服装
雪が降ったときの危険は、滑りやすくなるだけではありません。
端によけた雪のために道幅が狭くなったり、樹木などに雪が覆いかぶさって見通しが悪くなったりすることなども挙げられます。また周囲の音を雪が吸収してしまうため、まわりの変化に気づきにくくなりがちです。
足元を警戒しつつ、周囲への注意もしなければならないので、雪が降った日は、なるべく身軽に動ける服装を心がけてくださいね。
<雪の日に適した服装は?>
○ 動きやすいものを選ぶ
厚手の服を重ね着するよりも、薄くてもあたたかい肌着などで調整しましょう。上着はクッション性の高い中綿やダウンなどで、防水性のあるものが適しています。転んだときの衝撃を和らげるため、お尻を覆うくらいの長さがおすすめです。○ 小物を利用する
帽子や手袋などは、防寒にもなりますし、転んだときの衝撃を緩和する役割も果たしてくれますので活用しましょう。首元をあたためると保温効果が高いですが、長いマフラーよりもネックウォーマータイプのほうが邪魔になりません。○ 両手をあける
高学年になるとランドセルを使わなくなる子も多いですが、雪が降った日は、両手があいてバランスを取りやすいリュックなどがいいと思います。ほかの荷物も手に持ったり肩に掛けたりせず、なるべくひとつにまとめるようにしましょう。○ 滑りにくい靴を選ぶ
靴底に大きな凹凸がある滑りにくい素材の靴を選びましょう。ゴム底の長靴などがおすすめです。履き慣れたスニーカーは、靴底がすり減って滑りやすくなっていることも多いので、確認してくださいね。登校前に家の前で、安定して歩けるかどうか試し歩きをしてください。
▼ 滑りやすい場所、危険な場所はココ!
人や車が通って雪が踏み固められた場所は、一見歩きやすそうに見えて、実はツルツルに凍っていることもありますから注意しましょう。危ない場所をあらかじめ知っておけば、歩くときも慎重になり、転倒の心配を少しは減らせるかもしれません。<滑りやすい場所はどこ?>
○ 日陰
○ 横断歩道
○ 車のわだち
○ バスの停留所やタクシーの乗降場所
○ タイル張りの場所横断歩道は、白線のところが特に滑りやすくなっています。雪が積もっていなくても、道路が凍結している場合があり、非常に危険。青信号が点滅しはじめたら、慌てて渡るようなことはせず、次の青信号を待ちましょう。
バスやタクシーの乗降場所は、大勢の人に踏み固められて滑りやすくなっていることが多いです。また、タイル張りのところも、靴裏についた雪で滑ることがあります。屋根のあるところなど、安全な場所で靴裏の雪を落とすようにしましょう。
このほか、日中、気温が少し上がると、屋根の雪や氷が落ちてくることもあります。軒下はなるべく通らないようにしたほうが安全です。
▼ 歩くときは足裏全体で地面をとらえる!ペンギン歩きがおすすめ
雪道を歩くには、少しコツがいります。なるべく歩幅を小さくし、靴の裏側全体をつけて歩くようにしてみてください。ふだん歩くときは、かかとから足を下ろしますね。道が凍っていると、そのまま滑ってしまうことがありますので、足裏全体が同時に接地するように歩きましょう。踏み出した足のほうに体の重心を置くように歩くと、滑りにくくなるそうです。
ペンギンの歩き方を思い出してみると、イメージが湧くかもしれません。
さきほどご紹介した「滑りやすい場所」では、特にこのことを意識して、そろそろと歩くようにしてくださいね。
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あまり雪が降らない地域では、家や店の前がきれいに雪かきされている場所と、そうでない場所が極端にわかれているように思います。雪が残ったまま人や車が通ると、そのまま凍りついて危険ですし、溶けるまで時間もかかります。お子さんの通学を安全にするためにも、ご自宅前のほか、地域の皆さんが協力しあって雪かきできるといいですね。
2014.02.06