【インターネット入門特集】(5) インターネット初心者でも必ず知っておきたい!「コンピュータウイルス」とは?
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セコムの舟生です。
総務省によると、インターネットの普及率は78%(2009年)にまで達しています。大変便利なインターネットですが、その一方で思わぬトラブルに巻き込まれる方々も増えているようです。
「子供の防犯ブログ」では、こうしたインターネットの初心者をサポートするために、【インターネット入門特集】と題し、子供の防犯という面からインターネットの基礎知識をシリーズでお届けしています。
今回は、第5弾として、コンピュータウイルスについてのお話です。
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■ 「コンピュータウイルス」とは 「コンピュータウイルス」とは、悪意のある第三者により作られたプログラムの一種です。ウイルスのほとんどはインターネットなどを介してほかのコンピュータに感染することを目的としており、感染するとコンピュータ内で増殖や破壊活動を行ったり、ほかのコンピュータに伝染したりします。無意味な画像や文字を表示するだけの愉快犯的なものもありますが、なかにはハードディスクに保存しているファイルを消去してしまったり、コンピュータが起動できないようにしたり、クレジットカード番号やパスワードなどの個人情報を外部に自動的に送信したりする危険度の高いウイルスもあります。
■ どうやって感染するの?
ウイルスに感染したUSBメモリの接続や、ファイル、ソフトなどを自分のパソコンにダウンロードする際に感染したり、ホームページの閲覧やメールを開くだけで感染したりすることもあります。メールに添付されたファイルを開くときや、インターネットからファイルやソフトなどをダウンロードするときには、「これは本当に安全だろうか?」と必ず確認するようにしてください。
・メールを開くときの注意点
差出人に心当たりのないメールは注意が必要です。とくに添付ファイルは絶対に開かないでください。知っている人からのメールでも「あれ、変だな」と感じたら、添付ファイルを開く前に相手に確認してみましょう。・ファイルやソフトをダウンロードするときの注意点
インターネット上で欲しいファイルやソフトを見つけても、不用意にダウンロードするのは危険な行為です。とくに、怪しげなサイトからはダウンロードしないようにしましょう。
■ 「コンピュータウイルス」感染のリスクを減らすには
コンピュータウイルスへの対策としては、まずは市販のウイルス対策ソフトを使用することです。ウイルスは常に新しいものが誕生しています。対策ソフトのメーカーでは、それらに対応した「ウイルス定義ファイル」というものを提供していますので、こまめに更新して常に最新版を使うようにしてください。また、メールの添付ファイルやインターネットでダウンロードしたファイル、雑誌の付録や人からもらったCDやDVDなどに含まれたファイルなどは、必ずウイルス対策ソフトによるウイルススキャンを行ってから開くようにしましょう。
■ 日ごろからデータのバックアップをとる習慣を!
コンピュータウイルスによって破壊されてしまったデータは修復できません。必要なデータは、定期的にバックアップをとっておく習慣をつけましょう。* * * * * *
気づかないうちに感染してしまうことが多いのが「コンピュータウイルス」の怖いところです。感染に気づかないまま使い続けると、個人情報が盗まれるなどの被害にあう可能性が高まるのはもちろん、ほかの人にウイルスをばらまいてしまうことになりかねません。被害者だったはずのあなたが加害者になってしまうこともあるのです。少し前に流行したガンブラーウイルスや、ご家庭でのウイルス対策に関する詳細は、以前に「子供の安全なインターネット利用のために」の記事でご紹介していますので、参考にしてみてください。
■ 参考記事 携帯電話・インターネット利用の注意点 一覧
2010.06.01