学習塾に通うときの注意ポイント - セコムと話そう「子供の防犯」ブログ -
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セコムの舟生です。
新しいクラスにも慣れてくる今頃から、新たに塾や習い事を始めるお子さんが増えてくると思います。小学校の高学年になると塾から帰る時間が、どうしても夜間になる場合が多いようです。そうなるとやはり、塾の行き帰りの安全が一番心配になりますね。
今回は、通塾時の防犯のポイントについてお話します。
■夜遅い塾通いは、親の送迎が基本
夜遅い塾通いは、親の送迎が基本です。電車やバスを利用する場合は、乗り物に乗る前に電話をするようにさせて、駅やバス停までは迎えに行きましょう。小学校低学年の場合、下校時間が早く、習い事や塾へ通っても明るいうちに帰宅できるので、安心されている保護者の方も多いと思います。しかし「ひとりにならないようにする方法」でもお話をしたように、子供を狙った犯罪は、午後2時~4時までのまだ明るい時間帯に多く発生していることや、子供がひとりでいるときに狙われるケースが、圧倒的に多いことを忘れてはいけません。
明るい時間帯でも、ご近所で同じ塾に通っている子供たちとまとまって通塾し、子供たちが別れる場所まで保護者が迎えに行くほうが安心です。
しかし、両親が共働きだったり、家庭の事情があったりと塾への行き帰りに保護者が付き添ってあげられない家庭も少なくはありません。そういった場合は、保護者として、次のようなお子さんのためにできる限りの備えをしてあげることが大切です。
■通塾時に対する備え
1)どの道を通っているのか確認する
塾に行くとき、お子さんがどの道を通っているかご存じでしょうか? お子さんは、さまざまな理由から、親の思いもよらぬ近道や抜け道を使っていることがあります。知っているつもりで、親が見落としている落とし穴は、意外とあるのです。いま一度、どの道を通っているのか確認をしてみましょう。こうやって通塾経路を確認しておけば、急に迎えに行くときでも、途中で行き違ったりしないですみます。2)通塾路の点検をする
昼と夜とでは街の様子も変わってきます。昼間は賑やかな通りだったのに夜は街灯が少なく、人通りもまばら、なんてこともしばしばあります。まずはお子さんが通っている道の"夜の状態"をきちんと把握しましょう。3)通塾マップをつくる
「通学路マップ」と同様に「通塾路マップ」をつくってみるのもいいでしょう。親子で作成した「通塾路マップ」をもとに、「この場所で不審者と遭遇したとき」などと、どのような行動をとれば危機回避ができるのか、具体的な手段を親子でシミュレーションしておきましょう。4)防犯ブザーを携帯させる
犯罪者は大声や防犯ベルなど、大きな音を出されることを嫌います。しかし、とっさのときに大声を出すのは大人でも難しいものです。子供には防犯ブザーを携帯させておいたほうが安心でしょう。また、持たせただけで安心せず、すぐにブザーを鳴らせる練習を必ずしておきましょう。万が一のとき、ボタンひとつで通報することができるココセコムも有効な防犯グッズです。
塾や習い事の行き帰りの防犯についても、学校へ通う際と同じように、できるだけ日ごろから、親子一緒になって話し合っておくことが大事です。万が一の危険を避けることができるように、お子さんの危険回避能力を高める訓練を繰り返ししておきましょう。
次回は、5月15日(火)に記事アップ予定です、お楽しみに。
2007.05.10