防災システム一覧
セコムグループの防災事業を担う能美防災とニッタンがご提供する、自動火災報知設備や消火設備をはじめとする各種防災システムについてご紹介します。
ビル・地下街防災システム
能美防災とニッタンでは、超高層ビル、大規模ビル、駅ビル、ホテル、百貨店、一般事務所ビル、テナントビル、美術館、図書館、博物館、病院、駐車場、地下街など、お客さまの施設に最適な先進の防災システムをご提案しています。
導入実績としては、横浜にあるランドマークタワーなど最先端技術を駆使した高度な複合インテリジェントビルが集まるみなとみらい21地区のビル群をはじめ、東京駅、渋谷駅、新横浜駅、京都駅、博多駅など多くの人が集まるさまざまな場所に、防災システムをご採用いただいています。
手がけた多くの消火設備が消防庁長官賞を受賞しており、たとえばニッタンでは新横浜駅に納入した特殊消防用設備が業界初の総務大臣認定を取得しています。
-
能美防災の防災システムが導入される横浜のみなとみらい21地区のビル群
-
防災センター
-
ニッタンは、2011年に消防庁長官賞を4件同時受賞
空港・屋内競技場防災システム
能美防災とニッタンでは、空港、航空機、競技場、カーフェリー、タンカー、客船などに、さまざまな防災システムを構築しています。
納品実績としては、競技場では東京ドームや福岡 ヤフオク!ドーム、大分スポーツ公園 大分銀行ドーム、空港では日本最大の空港ターミナルビルの成田国際空港をはじめ、さまざまな空港で防災システムを導入いただいており、多くのご利用客に安全を提供しています。また、海の交通・輸送機関であるカーフェリー、タンカー、客船など船舶の防災でも大きな役割を担っています。
-
航空機と乗客の安全を見守る能美防災とニッタン
-
福岡 ヤフオク!ドームでも能美防災の防災システムが導入される
Copyright(C) Fukuoka SoftBank HAWKS Marketing Corp. All Rights Reserved. -
大分スポーツ公園 大分銀行ドームで利用される能美防災の放水砲
プラント防災システム
能美防災では、LNG発電所やタンクヤードなど、各プラント独自の機器の開発を行い、高い安全性を実現しています。
長年培った経験、ノウハウに加え、実験・研究設備と研究陣の能力を最大限に発揮して、総合的な最先端防災システムを提案しています。
-
点検用泡消火薬剤タンク(能美防災)
-
高発泡設備(能美防災)
-
LNG発電所の放水銃(能美防災)
トンネル・橋梁防災システム
水噴霧設備や通報設備など、トンネル環境に合わせて最適な防災システムをご提案しています。
能美防災のトンネル防災システムは、日本で初めてトンネル防災が本格的に導入された山口県下関市と福岡県北九州市を結ぶ「関門海底トンネル」をはじめ、日本のさまざまなトンネルに導入されています。
例えば、高速道路トンネル第1号で、大阪府高槻市と京都府乙訓郡を結ぶ名神高速道で最長トンネルの「梶原・天王山トンネル」があります。また、長野県下伊那郡と岐阜県中津川市を結び、約8.5kmで1975年開通当時、日本一の長さだった中央自動車道「恵那山トンネル」。東京・山手通りの地下を通り、今後日本一の長さとなる首都高速道路中央環状線「山手トンネル」。そして北海道と本州を結び、全長53.85kmの世界一の長さを誇る鉄道トンネル「青函トンネル」などが挙げられます。
そのほか、本州と四国を結ぶ瀬戸大橋などの橋梁にも、能美防災の防災システムを採用いただいています。
-
能美防災の防災システムが設置された首都高速道路中央環状線・山手トンネル
-
ニッタンの防災システムが中国自動車道・擂鉢山トンネルの安全を守る
-
本州と四国を結ぶ瀬戸大橋にも、能美防災の防災システムが導入される
情報通信防災システム
能美防災とニッタンでは、データセンター、金融機関などのシステムセンター、コンピュータセンター、電算機室、ラック室、通信機械室、サーバー室、電源室などの情報資産を、超高感度の火災検知システムやガス系の消火設備などの防災システムで守っています。
-
火災予兆検知システム(能美防災)
-
超高感度環境監視システム(ニッタン)
-
窒素ガス消火設備(能美防災)
文化財防災システム
能美防災とニッタンでは、文化財の美しい外観を損なうことなく、火災を検知し、消火する防災システムをご提案しています。
日本には各地に文化財がありますが、能美防災やニッタンでは、奈良にある東大寺、京都の三十三間堂、福岡の太宰府天満宮、長野の諏訪大社をはじめ、多くの文化財を守っています。2004年にはその取り組みが高く評価され、能美防災は消防庁から文化財防火功労賞消防長官特別表彰を受賞しています。
-
奈良市の東大寺でも、能美防災の防災システムが導入
-
諏訪大社の安全を守るニッタンの防災システム
-
ドレンチャー設備(能美防災)
住宅・集合住宅防災システム
能美防災とニッタンでは、一般住宅に適した住宅用火災警報器やホームスプリンクラーなどを開発・提供しています。
能美防災が提供する集合住宅防災システムの住宅情報盤「クォスティ」は、2007年には日本デザイン振興会が主催するグッドデザイン賞を、2008年にはインターホン工業会主催のインターホン・オブ・ザ・イヤーにおいてシステム部門で最優秀賞を受賞しています。
-
集合住宅システム「QUASTY」(能美防災)
-
住宅用火災警報器(煙・熱)左が「まもるくん」(能美防災)、右が「けむタンちゃん」(ニッタン)
-
グッドデザイン賞を受賞したニッタンの共同住宅用感知器「Simex」
小規模社会福祉施設向け防災システム
2006年に小規模社会福祉施設で火災が立て続けに発生したことから、総務省では、自立避難困難な方が入所するグループホームや老人短期入所施設、老人ホームなどに対し、防火管理者を選任し、施設の実態に応じた消防用設備等を設置することが義務付けられました。
能美防災とニッタンでは、水道連結型などさまざまなタイプのスプリンクラーを提供しており、工期の短縮や設置費用の低減を実現しています。また、初期消火用の消火器も提供しています。
-
火災の際に自動的に外れて放水口となるコンシールドヘッド(能美防災)
-
小規模社会福祉施設のご利用者を火災から守る能美防災の無線式連動型警報機能付感知器
-
左は能美防災の消火器、右はニッタンの消火器