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月刊長嶋茂雄

  • 2014年10月01日 更新

第49回 ミスター・オクトーバーを求めて

第49回
ミスター・オクトーバーを求めて

 プロ野球シーズン総決算の月、10月です。半年間の長い戦いを勝ち抜いたチームの最後のハードルとなるクライマックス・シリーズです。日本一が決まるのは11月に入ってからになりますが、レギュラー・シーズンとは一変した空気のもとで戦われます。
 短期決戦ですから周囲のすべてがギュッと圧縮された状態になります。ファンの思いは熱くなり、1勝の価値が高まり、1敗の重さが増し、ペナントレースで疲れきっている選手たちは、肉体からも精神からも最後の力の一滴まで絞り出すことが要求されます。こんな舞台で出現が望まれるのが「ミスター・オクトーバー」です。

写真:長嶋茂雄氏

 10月のポストシーズン試合にめっぽう勝負強い男、そんな選手に贈られる尊称が「ミスター・オクトーバー」ですが、この言葉を思い出したのは、先月ヤンキースの主将デレク・ジーター遊撃手の引退セレモニーの中継を観たからです。松井(秀喜)と並んでレジー・ジャクソンがいるではありませんか。
 1977年、ヤンキースがドジャースを破ったワールドシリーズ第6戦で3打席いずれも初球を打って3ホーマー、「ミスター・オクトーバー」と呼ばれました。その後、この称号を得た選手はいません。一度会ったことがあります。「ワールドシリーズで気に入らないのは、オレのプレーが見られないことだ」などといいます。とにかくエゴが強い。「オレを嫌うファンも、オレの打撃は無視できず、感嘆するばかりだ」とはちょっと口にできないセリフですが、私は内心大いに共感しました。エゴといってもわがまま勝手なのではありません。そう言って自分を鼓舞し常に自信を固めていたのですね。だからこそ注目の集まる大試合で打ちまくり殿堂入りしたのです。

どの選手も最初は持っている野球の初心とは?

どの選手も最初は持っている野球の初心とは?

写真:長嶋茂雄氏
 そんなビッグ・マウスの目立ちたがりを日本選手に望むのはないものねだり、と言われそうです。でも選手たちは皆そんな強い自負を持った時があったはず、と私は思います。
 野球に無我夢中だった子供のころです。頭の中で想像してやるプレーは、いつもスリリングなシーンが設定される。打者なら1打逆転の場面であり、投手ならきっとピンチの場面でしょう。そして打者なら「ヒットを打ち」投手なら「三振を奪う」。そんな"プレー経験"です。私など一人で素振りをするときは、「4番、長嶋、初球は見逃してボール。次はカーブ、打ちました」と実況放送を自分でやって、自己陶酔のスイングを続けたものです。今でいうメンタルトレーニングに当たるかもしれませんが、ここで「四球を選んで」などとイメージする野球小僧がいるとは考えにくい。
 プレーのスケールの大小はともかく、目立つプレーを夢見るレジー・ジャクソン的な"野球の初心"をいつまでも持ち続けることは大事だと思います。
 しかし、少年野球から高校野球、大学野球、社会人野球と揉まれ続けていくうちに自分の実力が全体のどのあたりに位置しているのかが分かってくる。それで、分相応にチーム組織に収まってしまうようです。

登場が待たれる、エゴの強い「ミスター・オクトーバー」

登場が待たれる、エゴの強い「ミスター・オクトーバー」

写真:長嶋茂雄氏
 クライマックス・シリーズに進出したチームの選手たちは、ここで一つ、はじけてもらいたいのです。熱気もプレッシャーも高まる舞台なのですから、はじけやすいはず。
 と、まあ、大いにハッパをかけるのは、今季の巨人のレギュラー・シーズンが物足りなく感じたからです。大方の野球記者の予想、ファンの期待それぞれの範囲内に収まった、という印象でした。投手陣にも野手組にも、はじけるどころかリーグトップの成績を収める選手がいないのですから、何と言ったらいいのか・・・。
 それでも最後は独走気味で勝った、野球は「チーム競技」だからそれでいい、という考えも成り立ちますが、「野球は選手がチームの一員としてプレーする個人競技」という見方もあります。近年、会社は協調性のある、おとなしい学力優秀な新人より、とんがった性格の新人を求めている、という報道を見聞きします。どうやら野球界もそう望んでいる気配がします。「オレが一番、やってやるぞ。見てくれ、オレのプレー」。そんな"10月の男"の登場が待たれるのです。

  • 2014年10月01日 更新
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