歴代のセコムオリジナル長嶋茂雄さんの看板(ビッグボード)と、それにまつわる豆知識のご紹介や、1957年に通算8本塁打で東京六大学リーグ本塁打の新記録を達成してから現在にいたるまでの、長嶋茂雄さんの伝説「NAGASHIMA Living Legend」と、数々の名言を世の中に送りだしてきた長嶋茂雄さんの名言「伝説の長嶋茂雄“語録”」をご紹介します。
第63回
激励メッセージにも感じられた2015年スポーツニュースの振り返り
2015年のカレンダーも最後の1枚になりました。年の終わりに、来し方行く末を思うのは、日本人の習慣です。今年のスポーツ界で最も関心を集めたニュースは何だったでしょうか。思いを巡らせてみました。
トップは考えるまでもありません。ラグビー・ワールドカップでの日本代表の活躍です。代表チームが帰国したときは、国内のラグビーを見つめる視線は出発の時とは一変していました。
五郎、ではなかった五郎丸選手の忍者ポーズは今年の日本を代表する人気ポーズとなりました。選手たちはバラエティー番組にまで登場して(協会に要請されて?)、ラグビーを「営業して」います。熱心ではあっても限られた数のファンに支えられ、国内だけで戦っている、というのが私も含めた一般の人たちのラグビーのイメージでしたが、いきなり世界のトップレベルの姿を見せられ、驚かされました。そんなファンにバラエティー番組であっても「どうです、ラグビーは面白いでしょう。観戦に来てください」と呼びかける姿勢に好感を持ちました。
来年から日本は「サン・ウルブズ=太陽のオオカミ軍団」をチーム名に世界の舞台のスーパー・ラグビー・リーグに参加します。オオカミがチームとして団結して自分より大きな獲物を倒すのに小柄な日本チームをなぞらえた命名といいます。代表メンバーの何人かは五郎丸がオーストラリアの「レッズ」に加わったように相手の外国チーム所属になりますが、燃え上がったラグビーの炎は消したくありません。野球のシーズンとは重なりませんし、サン・ウルブズに注目していこうかな...と思っています。それほどラグビーは面白かったですね。
五郎、ではなかった五郎丸選手の忍者ポーズは今年の日本を代表する人気ポーズとなりました。選手たちはバラエティー番組にまで登場して(協会に要請されて?)、ラグビーを「営業して」います。熱心ではあっても限られた数のファンに支えられ、国内だけで戦っている、というのが私も含めた一般の人たちのラグビーのイメージでしたが、いきなり世界のトップレベルの姿を見せられ、驚かされました。そんなファンにバラエティー番組であっても「どうです、ラグビーは面白いでしょう。観戦に来てください」と呼びかける姿勢に好感を持ちました。
来年から日本は「サン・ウルブズ=太陽のオオカミ軍団」をチーム名に世界の舞台のスーパー・ラグビー・リーグに参加します。オオカミがチームとして団結して自分より大きな獲物を倒すのに小柄な日本チームをなぞらえた命名といいます。代表メンバーの何人かは五郎丸がオーストラリアの「レッズ」に加わったように相手の外国チーム所属になりますが、燃え上がったラグビーの炎は消したくありません。野球のシーズンとは重なりませんし、サン・ウルブズに注目していこうかな...と思っています。それほどラグビーは面白かったですね。
東京オリンピックでは世界の声と信用にこたえなければならない
お次はオリンピック準備での迷走の面白くない感想になります。
発表された新競技場は、超モダンデザイン、建設費は3千億円超...。「デザインも費用もすごいな。今の競技場は壊すのか...」それが私の最初の反応でした。大方の皆さんもそうだったでしょう。さらに大会エンブレムも「外国のデザインに酷似しているなあ」。
その後はご存知の通りの展開です。
超モダンの新競技場も外国デザイン似のエンブレムも白紙になりました。私を含めた"単純ファン"の、素朴な利害関係なしの感想はことの本質を突いていたのです。古い競技場の取り壊しだけはいやに手際が良かったのは苦笑ものでした。
半世紀も前のことですから、比べても仕方ないのですけれど、前の東京大会は素晴らしかった。準備万端抜かりなし、大会関係者も観客もメディアも誰もが「よい大会にしよう」という思いで結ばれていました。断定的に言うのは、大会期間中"現場の空気"を体感していたからです。私は王さんと一緒に新聞社の「ON五輪を行く」という企画で"観戦取材"をしたのです。東洋の魔女の女子バレー、「鬼に金棒、小野(喬)に鉄棒」の体操、柔道の神永対ヘーシンクの戦いなどの名場面を現場で観ています。5人の五輪コンパニオンとの対談で将来の伴侶と出会ったのですから、素晴らしい印象は当然ですが、そんな個人的思いを抜きにしても、あの東京大会はオリンピック史の中でも出色のとの評価なのだ、というではありませんか。
今度のつまずきにも、世界の声は「いつだって日本はきちんとやる」で、信頼感は揺るがなかったようです。この信用にこたえなればなりません。
発表された新競技場は、超モダンデザイン、建設費は3千億円超...。「デザインも費用もすごいな。今の競技場は壊すのか...」それが私の最初の反応でした。大方の皆さんもそうだったでしょう。さらに大会エンブレムも「外国のデザインに酷似しているなあ」。
その後はご存知の通りの展開です。
超モダンの新競技場も外国デザイン似のエンブレムも白紙になりました。私を含めた"単純ファン"の、素朴な利害関係なしの感想はことの本質を突いていたのです。古い競技場の取り壊しだけはいやに手際が良かったのは苦笑ものでした。
半世紀も前のことですから、比べても仕方ないのですけれど、前の東京大会は素晴らしかった。準備万端抜かりなし、大会関係者も観客もメディアも誰もが「よい大会にしよう」という思いで結ばれていました。断定的に言うのは、大会期間中"現場の空気"を体感していたからです。私は王さんと一緒に新聞社の「ON五輪を行く」という企画で"観戦取材"をしたのです。東洋の魔女の女子バレー、「鬼に金棒、小野(喬)に鉄棒」の体操、柔道の神永対ヘーシンクの戦いなどの名場面を現場で観ています。5人の五輪コンパニオンとの対談で将来の伴侶と出会ったのですから、素晴らしい印象は当然ですが、そんな個人的思いを抜きにしても、あの東京大会はオリンピック史の中でも出色のとの評価なのだ、というではありませんか。
今度のつまずきにも、世界の声は「いつだって日本はきちんとやる」で、信頼感は揺るがなかったようです。この信用にこたえなればなりません。
ラグビー・ワールドカップと重なった野球の『プレミア12』
最後は野球の『プレミア12』。準決勝、対韓国戦の日本は9回3点リードからの逆転負けでした。"絶対正しい結果論"の津波状態で継投の失敗が指摘され批判されました。
私には、小久保(裕紀)監督の顔がラグビー・ワールドカップで日本に逆転負けした優勝候補の南アフリカ・ヘッドコーチの茫然自失の顔に重なりました。「オレは9回3点リードで負けた試合はなかったはず」と一瞬そんなことが頭に浮かび「野球では何だって起こるのだ」と言い聞かせたものです。
これが私の選んだ今年の3大スポーツ事件。年の後半の出来事が集中したのは、「来年も楽じゃないぞ、気を引き締めて頑張れ」という天からの激励メッセージなのかもしれませんよ。
私には、小久保(裕紀)監督の顔がラグビー・ワールドカップで日本に逆転負けした優勝候補の南アフリカ・ヘッドコーチの茫然自失の顔に重なりました。「オレは9回3点リードで負けた試合はなかったはず」と一瞬そんなことが頭に浮かび「野球では何だって起こるのだ」と言い聞かせたものです。
これが私の選んだ今年の3大スポーツ事件。年の後半の出来事が集中したのは、「来年も楽じゃないぞ、気を引き締めて頑張れ」という天からの激励メッセージなのかもしれませんよ。
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