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ベトナムのセキュリティ事情

若く活気に溢れた国

ベトナムは、インドシナ半島東部に位置し、カンボジアやラオス、中国と長い国境線で隣接しています。南北に細長い国土は、32万9,241平方キロメートル(日本の約90%、九州を除く面積に相当)、人口は約9,500万人(2017年末時点)で、平均年齢が31歳の若く活気に溢れた国です。
首都ハノイを中心とする北部の気候は、亜熱帯に属し四季があり、経済の中心ホーチミン市を中心とする南部は、熱帯性モンスーンに属し、雨季と乾期がある南国の気候で、同じ時期でも地域によって天気は大きく異なります。
観光地としてのベトナムとしては、美味しくリーズナブルな値段のベトナム料理、豊富な果物や雑貨等の人気が高く、また、世界遺産に指定されているハロン湾や各地のリゾート都市を訪れる外国人観光客も増えています。

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外国からの投資と経済発展

ドイモイ政策による外資の導入を推し進めた結果、1990年代半ばの第一次ベトナム投資ブーム、アジア通貨危機後の2005年からの第二次投資ブームにより、日本、シンガポール、韓国など外国からの投資が積極的に行われ、大都市郊外の工業団地に日系の工場が立ち並び、市内には日系のスーパーやコンビニエンスストアが多く見られるようになりました。
日系企業も多く進出しており、2018年時点で日系企業数は約1,800社、在留邦人数は17,000人を超えています。
国民の主たる移動手段はオートバイで、朝夕の通勤ラッシュ時には街中にオートバイが洪水のように溢れています。交通事故も多発し、最近では、外国人が事故に巻き込まれ死亡する事案も起こっています。
また、衛生事情も発展途上であり、食中毒はもちろん、感染症のデング熱、マラリア、日本脳炎も日常的にみられ、コレラ、狂犬病も毎年発生しています。

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ベトナムの犯罪状況

東南アジアにおいて、ベトナムは比較的安全な国です。大勢の人が夜間でも外出を楽しみ、工場勤務の女性たちも夜間勤務を安全に行っています。また、外国人がタクシーに乗車する場合でも命にかかわるような事故はほとんどありません。全体的に治安は安定しています。
なお、日本、アメリカ、ヨーロッパなどの先進国とベトナムなど新興国では企業として留意すべき犯罪の形態が異なることがあります。先進国での防犯対策は外部からの犯行に備えることが一般的ですが、新興国では従業員、警備員、出入業者等による内部犯行の防止に重きをおくことがあります。
例えば、工場から盗まれるものとして銅等の材料、部品、廃材、工具、パソコン、文具など、食堂からは食器などが代表的な被害です。事務所内では、携帯電話、財布、バイク、自転車などが挙げられます。まずは従業員が一人で犯行、成功するにつれ内容はエスカレートし、他の従業員、警備員、出入業者と結託し、犯罪シンジケート的な組織ができあがる事もあります。
現地特有の犯罪傾向を把握したうえで、適切な対策を講じることが大切です。

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ベトナムでのセコムの取り組み

2006年にセコムベトナムを設立し、主に日系企業を中心にセキュリティコンサルティングサービスを提供してきました。その後法律の改正を受けて、2013年に新たに設立したセコムベトナムセキュリティサービスにてオンライン・セキュリティ事業、常駐業務などのライセンスを取得し警備サービス提供が可能となり、セコムベトナムのお客さまへも警備サービス提供を開始しました。また同社は、セキュリティ機器の輸入、販売と設置業務等を担当するセコムトレーディングを2017年に吸収合併し、現在は一社でセキュリティサービスのすべてを完結する「セコム方式」のセキュリティ事業を展開中です。
セコムグループの豊富な経験を基に、現地特有の内部犯罪などあらゆるリスクに対するソリューションの提供から、具体的なセキュリティ環境の整備のサポートまでさまざまなお客さまのサポートを通じて、ベトナムでNo.1のセキュリティ会社になるという目標に向かって日々邁進していきます。

執筆日:2020年2月末

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ベトナムのセキュリティ事情についてご紹介しているページです。法人向けのセキュリティならセコム。徹底したセキュリティや防犯防火対策警備のサポートをご希望の企業さまは、ぜひセコムにお任せください。