岡松道雄(株式会社アーキ・プライム)様のホームセキュリティ体験談についてご紹介をさせていただきます。
実際に導入に携わった建築家の皆さまの体験談についてお答えいただきます。
建築家ご紹介
岡松 道雄氏(一級建築士、株式会社アーキ・プライム取締役)
建築家歴約25年。
大手建設会社の設計部を経て、1993年に株式会社アーキ・プライムを設立。住宅設計を始めとした、幅広いジャンルの建築物の設計に携わる。
※岡松氏が手がけてきた住宅に合わせたホームセキュリティを提案してきた大和田伸明セコム(株)新宿統轄支社長も同席し、ホームセキュリティを導入する上でのポイントなどをお聞きしました。
インタビュアー:飯田純一
(写真左・岡松氏 写真右・大和田)
建築家とセコムが二人三脚で安全を設計
お二人は、お仕事で長くご一緒されているとききましたが?
岡松(建築家)
セコムの大和田さんとは、5年前、非常に広い延べ面積のお宅を設計した時に、ホームセキュリティをお願いしてからのお付き合いです。
大和田(セコム)
以来、岡松先生とはずっとご一緒させていただいています。セコム・ホームセキュリティはもちろんですが、先生の手がける店舗やビルなどにもセコムのセキュリティを多く採用していただいています。
セキュリティの導入は施主さまからのご要望ですか?
岡松(建築家)
最近は、われわれからご提案するまでもなく、セキュリティの導入を考えておられる施主さまが増えています。ですから、建築計画の初期段階から、セコムさんには打ち合わせに参加してもらっています。
大和田(セコム)
最初に先生からご依頼いただいた住宅の場合も、施主さまと先生の定例会に、われわれも早い段階から可能な限り出席させていただきました。
岡松(建築家)
そういえば、設計条件が変更になり、基本的な間取りから書き直し、ということもありましたね。
大和田(セコム)
あの時は、先生のご協力を得てすぐにセキュリティの図面を書き直してご提出しました。建築家の方とは二人三脚で施主さまに対して安全を提案していると感じています。
意匠面も考慮し柔軟に対応
建築家の方々には、セキュリティの導入に対し意匠面の問題を挙げられる方もいらっしゃいますが?
岡松(建築家)
目立たせたくないけれど、使いやすくなければならない、これを両立させるために、いろいろと注文を出させていただきました。
大和田(セコム)
セコムでは、機器の色合いや設置方法など、建築家の方々のご意見を参考にしてきました。そして、施主さまからいただいたご希望やご意見、デザイン性はもちろん、使い勝手も考慮し、よりよいセキュリティシステムをご提供するようにしています。
岡松(建築家)
セキュリティシステムとは別のレベルで、防犯を考えることも大切です。
大和田(セコム)
はい。たとえば、窓の破壊を検知するセンサーの取り付けを検討したのですが、配線が見えるのを何とか防ぎたいということがありました。その時は、防犯性の高いガラスの取り付けをお勧めし、セキュリティレベルを下げないようにしました。
岡松(建築家)
議論の中で、自分の立場にこだわらず、柔軟な思考をすることでそれまで見えなかった解法が見えてきます。経済面も考えて最終的に住む人にとって最善と思われる結論を導き出すのが、建築家の役割だと思っています。
安全と同時に求められる利便性
ほかにも、ホームセキュリティの導入に対し留意されている点はありますか?
岡松(建築家)
意匠性との両立以外にも、ご入居後の施主さまの暮らしをどれだけ把握できるかという事が、住宅の設計では非常に重要です。対話を重ねて、家の中での行動をイメージしながら必要最小限の機器を要求します。
それはセキュリティ機器の設置に関しても同じですよね。
大和田(セコム)
そうですね。たとえば2階建て住宅で1階と2階どちらにコントローラーを設置するかを検討する場合、1台しか設置できないという固定概念にとらわれず、両方の階に設置することをわれわれがご提案する。対して施主さまからはその後のライフスタイルをご検討いただき、2階はそんなに使わない、どちらもよく使う、といったお話をいただき、どちらかを外したり、そのまま2台とも設置したり、といった対応をさせていただきます。
岡松(建築家)
住宅が大型化したり、逆に狭小化することで3階建てとなり上下に移動しなければならないなど、住まい手の行動パターンを特定しにくいことが多くなりました。
大和田(セコム)
余談ですが、実はこのコントローラーには、来客の方が押されたインターホンを受けられるインターホン親機としての機能と、ハンズフリー内線通話の機能があるのですが、なんと16台も設置できます。親機を16台も増設できるインターホンは市場にほとんどありませんので、建築家の方からは広い住宅には欠かせない機能だと言っていただいています。
岡松(建築家)
新築の場合、お客さまご自身にもその後の生活に予想できていない部分があるかと思います。そういった時にも細かく聞いて、一緒に答えを出していくようにしています。ただセキュリティを強固にするだけでは、不便さがでてきます。
安全性だけを考えると不便さが増してしまうのですか?
岡松(建築家)
たとえば非常にセキュリティの度合いの高いシステムを考えると、実際に施主さまご本人が家に入れないという極端な場合が生じる可能性もあります。常に安全性と利便性のバランスを考えながら、計画を進めなければなりません。
これからの導入を検討される皆さまへ
まだセコム・ホームセキュリティの導入経験がない建築家の皆さまにアドバイスをお願いします。
岡松(建築家)
私から申し上げられることがあるとすれば、「王道はない」ということでしょうか。システムの導入だけに限らず、その後の施主さまのライフスタイルにどれだけ応じられるか、という点が住宅設計では非常に重要です。やはり早い段階から、綿密なお打ち合わせを重ねることで、生活パターンを読みきることが大切だと思います。
セコムとしてはいかがですか?
大和田(セコム)
ぜひ、安全・安心に対するセコムの想いに、耳を傾けていただきたいと思います。そうしていただければ、お互いに理解が深まり、よりよいセキュリティシステムをご提供できると思います。また、ご質問やご不明な点があれば、どんな些細なことでもお話ください。誠意をもって対応させていただきます。
最後に岡松先生から、セコムならでは、という点を挙げていただけますでしょうか?
岡松(建築家)
セコムさんは技術の高さはもちろんですが、大和田さんをはじめ、スタッフ皆さんのコミュニケーションの質が高いといえます。こちらからの要望や質問への対応も早いですし、打ち合わせにも数多く出てもらえる。非常に信頼しています。
大和田(セコム)
ありがとうございます。今後ともその信頼にこたえてまいります。