長嶋茂雄さんとの歩み|ホームセキュリティのセコム

長嶋茂雄さんの写真
SECOM 信頼される安心を、社会へ。

長嶋茂雄さんとの歩み

長嶋茂雄さんには、長年にわたりセコムのブランドアンバサダーとして、多大なるご尽力をいただきました。このサイトでは、1971年に初めてセコムのCMにご出演いただいてから、54年間にわたる長嶋さんとの歩みをご紹介いたします。

長嶋茂雄さんとセコムの歩み

半世紀を超えるご縁 出会いは「鉄壁の守備」だった

長嶋さんとセコムの最初の出会いは1971年。一本の映像がきっかけでした。縦横無尽に打ち込まれる白球を、着実に受け止めていく長嶋さん。その「鉄壁の守備」がセコムのめざす「守り」と同じだ!とセコム社内で評判になり、CM出演を依頼。それが半世紀を超えるご縁の始まりとなりました。

30本を超えるCMに出演

1990年から35年間にわたりセコムのブランドアンバサダーを務めていただいた長嶋さん。派生も含めるとこれまで30本以上のCMにご出演いただいています。長嶋さんが「セコム、してますか?」と語りかけるCMは1991年に誕生。「セコムする」という言葉が「警備する」や「安全・安心」の代名詞として社会に浸透するきっかけになりました。

  • CM
  • CM以外の出来事
  • 1962年 
    日本警備保障株式会社(当時)創業

  • 1966年 
    日本初のオンライン安全システム「SPアラーム」を開発

  • 1971年 
    CM「鉄壁の守り」編 放送開始
    長嶋さんがセコムのCMに初出演

    長嶋さんの守備と警備を重ねた「鉄壁の守り」をイメージしたCMは好評を博し、創業からわずか10年だった日本警備保障(当時)の認知度は大きく高まりました。

  • 1973年 
    新ブランド「SECOM」(セコム)制定

  • 1981年 
    日本初の家庭用安全システム
    「マイアラーム」(現:セコム・ホームセキュリティ)を開発

  • 1983年 
    日本警備保障株式会社からセコム株式会社に社名変更
    社名とブランドを一体化

  • 1990年 
    CM「守り」編 放送開始
    長嶋さんがセコムのブランドアンバサダーに就任

  • 1991年 
    CM「笑顔編/連鎖反応」編 放送開始
    このCMで「セコム、してますか?」のセリフが誕生

  • 1992年 
    CM「社会の荒波」編 放送開始

    波の上を走っている長嶋さん、実はピアノ線で吊り上げ、前から扇風機で風を当てて撮影したものです。荒波をものともせず、全力で疾走する長嶋さんのひたむきさがストレートに表現できました。CMの中では、海の中に上着を脱ぎ捨てるシーンが、特にCG効果の見どころです。

  • 1992年 
    CM「大きな安心 帰宅編・散歩」編 放送開始

  • 1993年 
    CM「絶壁の住まい編/城壁の住まい」編 放送開始

  • 1994年 
    東京ドームのビッグボード(看板広告) 掲出開始 
    デザインに長嶋さんを起用

  • 1994年 
    CM「日の用心シリーズ」 放送開始

    泥棒編

    火事編

    ケガ編

    中世の有名な画家ブリューゲルの絵をモチーフに、「泥棒」「火事」「ケガ」の3パターンを制作しました。絵が動く部分はCG処理をしています。もちろん長嶋さんは別に撮影。長嶋さんご自身、実際に絵の中でどのように登場するかを詳しくは知らないままの撮影でしたが、山の上から遠くを望むシーンや、はしごから落ちた人をのぞき込むシーンなど、長嶋さんの細かい演技が見事です。

  • 1995年 
    CM「さらば万一たちシリーズ」 放送開始

    にげろ編

    痛い編

    火事編

    アメリカンポップ調のアートを背景に、泥棒コンビがテンポのよい演技を見せてくれるCMです。今回はこの2人が活躍していますので、長嶋さんの出番がなくなったのでは?と心配された方もいらっしゃるかもしれませんが、ご安心を。「セコム効果でてますね。」のセリフで決めてくれています。長嶋さんの撮影は短時間、一発でOK。長嶋さんが出てくるだけでCMにオチがつくあたりは、さすがですね。

  • 1996年 
    CM「評判ですよ!シリーズ」 放送開始

    ランニング編

    ホスピタル編

    ティールーム編

    公園で、病院で、そして喫茶店で、長嶋さんが「セコム・ホームセキュリティ」の評判を耳にする、という内容です。しかしタイトなスケジュールの長嶋さんをあちらこちらへ連れていく時間がないということで、長嶋さんの撮影はすべてスタジオの中。あとは合成で自然な映像に仕上げました。ちなみに、「病院」編で長嶋さんと共演している坊やが、撮影後サインをもらって大はしゃぎ。長嶋ファンの年齢層の幅広さを感じさせる一コマでした。

  • 1997年 
    CM「タップ」編 放送開始

    軽快なタップを踏んでいる長嶋さんですが、特に練習をしたわけではありません。タップの先生が踊っている姿を見ながら、ぶっつけ本番での収録でした。明るい長嶋さんといえども、さすがに最初はちょっと照れていたようですが、ディレクターの「グラウンドに出る前の準備体操の感じでお願いします」という一言ですっかりリラックス。その後は撮影もスムーズに行きました。

  • 1997年 
    CM「リャマ」編 放送開始

    リャマは南米産の動物で、古くから家畜として飼われているそうです。もともと臆病な性格の動物と聞かされていたため、当初ステップを踏むシーンはCGで合成しようと考えていましたが、撮影が始まると、期待以上の軽快な動き。ほとんど生の映像で仕上げることができました。リャマが日本のCMに登場するのは今回が初めてなのですが、長嶋さんに負けず劣らず、なかなかの役者ですね。

  • 1998年 
    CM「ステッカー」編 放送開始

    「セコム・ホームセキュリティ」のご契約先に貼られているステッカーをモチーフに、CGによる合成によってつくられたCMです。このステッカーのあるお宅が増えてきて、安心感も広がっているというイメージを表現しました。素材はステッカーだけなので、ただ並ベただけでは単調になってしまいます。そこで陰影をつける加工を施すことにより、長嶋さんの顔を立体的に表現することができました。

  • 1998年 
    CM「瞳」編 放送開始

    「瞳」がポイントのCMということで、瞳のきれいな女性を選びました。(林知花さんと星野有香さん)ところで長嶋さんの背景にある家の明かりなのですが、最後に消灯することに気づかれましたか?これは住んでいる方が、安心してお休みになられたというイメージを表現しています。

  • 1998年 
    CM「テープレコーダー」編 放送開始

  • 2000年 
    CM「長嶋邸 侵入者編・火事」編 放送開始

  • 2001年 
    CM「変わらない情熱」編 放送開始

  • 2002年 
    CM「クオリティ」編 放送開始

    撮影当日、最も心配した天気には最高に恵まれたものの撮影スタッフの心配事がもうひとつありました。それは、前日のジャイアンツの優勝で名誉監督である長嶋さんが深夜2時近くまでテレビに出演されていたことでした。主役の長嶋さんの表情に疲れが見えては良いCMには仕上がりません。ところが我々の心配をよそに長嶋さんは元気一杯。そして「(昨日の)テレビへの出演でお疲れではないですか?」というスタッフの問いかけに、「実は、あれ前もって収録してたの。引っかかった? 引っかかった? 引っかかった(3回)」と喜色満面でありました。

  • 2004年 
    CM「人形」編 放送開始

    長嶋さんと犬の人形はアメリカ製のフォームラテックスという発砲スチロールを柔らかくしたような独特の感触を持つ素材で出来ています。かなり自由にポーズを作ることが出来るすぐれものですが、この素材は、日持ちしないので、製作決定後、必要な分をアメリカから輸入し、5時間かけて型に注入後、オーブン100度で焼き上げるといった手のかかるものでした。また、今回採用したCMの撮影方法はストップモーションアニメーションというもので、この分野では日本でNo.1アニメーターである峰岸裕和さんに制作をお願いしました。CMの絵コンテから30分の1秒ごとの画面イメージを決め、人形や小物のポーズや位置を決めます。多い時は十数分かけやっと1カットの撮影となります。そのようなカットを30枚撮影しやっと1秒分の完成です。

  • 2010年 
    月刊 長嶋茂雄 連載開始

  • 2013年 
    CM「長嶋茂雄さんとセコム」編 放送開始

    このCMでは、長嶋さんがこれまでに出演したCMの中から、代表的な6本のCM映像が使われています。CMの最後に登場する長嶋さんは、今回のCMのために10年ぶりに新撮されたものです。その撮影は、屋外の野球グラウンドで行われ、晴天のもと、開始から順調に進められていました。しかし撮影終盤、グラウンドのホームベース付近に立つシーンを撮影しようとしたところで、突然強烈な風が吹き始め、グラウンドの土が舞い上がり、まるで砂嵐のように目も開けられない状態がしばらく続きました。長嶋さんもスタッフも身動きがとれず、ただ風が止むのを待つことしかできませんでした。 そしてようやく風が止みましたが、スタッフや機材は土だらけ。当然、長嶋さんも多くの土を浴び、現場にはそのまま撮影を再開できるか心配する雰囲気も漂いました。それに対し長嶋さんは「全部グレーになってしまったね」と明るくスタッフ達をねぎらい、その言葉に撮影現場の雰囲気は一変し、予定していた撮影を最後まで行うことができました。

  • 2013年 
    長嶋茂雄・松井秀喜の絆展 セコムが特別協賛

    2013年7月30日から8月11日まで、東京・墨田区の東京ソラマチ5階スペース634で開催された「長嶋茂雄・松井秀喜の絆展」に、セコムが特別協賛しました。会期初日の30日、会場内でオープニングセレモニーが開かれ、セコムのブランドアンバサダーを務める長嶋さんご本人が出席され、セコムの前田社長、本展を主催する報知新聞社の早川社長らとともにテープカットを行いました。当日のセレモニーの様子をまとめた貴重な映像です。(所属や役職は当時のものです)

    動画はこちら

  • 2025年 
    CM「夢の対決」編 放送開始

    大谷翔平さんと現役時代の長嶋さんが夢の共演!アメリカで活躍を続ける大谷さんと、セコムのアンバサダーを35年間務められてきた長嶋さんが登場。ピッチャーマウンドに立つ大谷さんを、CGで再現された現役時代の長嶋さんがバッターボックスで迎えて対峙します。長嶋さんのCGは、さまざまな過去資料からご本人の意見をいただき当時の勇姿をベースに制作。さらに、お二人はCMの締めくくりとなる「セコム、してますか?」で声の共演も果たしています。

  • 動画内の価格や電話番号は制作当時のものであり、
    現在は変更されています。

東京ドームの看板にも

1994年から東京ドームのビッグボード(看板)に掲出している長嶋さんの広告は、ファンの間で名物として親しまれています。ビッグボードにホームランを当てた選手にはセコムから賞金100万円が贈呈され、これまで11名の選手により、14本のホームランが当てられました。

  • 1994年

  • 1994年

  • 1995年

  • 1996年

  • 1997年

  • 1998年

  • 1999年

  • 2001年

  • 2004年

  • 2008年

  • 2011年

  • 2015年

  • 2022年

  • 2022年

  • 2025年

2013年、
2022年には特別仕様も登場
  • 2013年

  • 2022年

2013年には国民栄誉賞受賞、2022年には文化勲章受章を祝した特別仕様のデザインも登場。長嶋さんの功績を称えるとともに、セコムの長嶋さんに対する感謝の意を表しました。

※文化勲章の受章は2021年

「ビッグボードスポンサー賞」第1号の受賞選手

記念すべき第1号は当時広島東洋カープに所属していた金本知憲選手。看板掲出開始から3年目の1996年6月5日に、栄えある第1号の「ビッグボードスポンサー賞」が放たれました。

これまでセコム・ビッグボードに当たったホームランの最長飛距離

2005年7月4日の当時千葉ロッテマリーンズに所属していた李承燁(イ・スンヨプ)選手と2006年4月12日に読売ジャイアンツの高橋由伸選手が放ったホームランがこれまでの最長飛距離150mを記録しています。

歴代で最も多くセコム・ビッグボード賞を受賞した選手

高橋由伸選手はこれまでに3回セコム・ビッグボード賞を受賞しています。また高橋選手は2001年に2度受賞しており、唯一の1シーズン複数回の受賞者でもあります。

セコムのウェブサイトでコラムを連載

セコムが運営するシニア向け応援サイト「おとなの安心倶楽部」では、長嶋さんのコラム「月刊 長嶋茂雄」を2010年から2017年までの7年強にわたり連載。野球との向き合い方や健康の秘訣などを熱く語っていただきました。スポーツ多方面にアンテナを張る長嶋さんが、独自の視点を加えて活き活きと語るメッセージが印象的なこのコラムは、2013年には月間2万回もの閲覧を誇り、野球ファンのみならず多くの読者に勇気を与えました。

長嶋茂雄さんの写真

ミスターの笑顔は、永久に不滅です。長嶋茂雄さん、ありがとうございました。