セコム・ホームセキュリティ
個人向けサービス・商品
防犯商品
法人向けサービス・商品
企業情報
独居高齢者とは?高齢者が安心して一人暮らしするための見守り方や対策を紹介!|ホームセキュリティのセコム
更新日:2025年5月14日
超高齢社会の日本ではご高齢者の一人暮らしが珍しいことではなくなってきました。
「最近、親の様子が気になるけど、どうやってサポートしたらいい?」
「遠方に住んでいるから何かあったときにどうしたらいいだろう…」
そんなお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
この記事ではご高齢者の一人暮らしの現状やそれに付随するさまざまな不安に対し、安心して暮らすための具体的な対策をご紹介します。
ぜひご参考にしてください。
「独居高齢者」は年々増加しています。まずは独居高齢者とは、どのような方々のことを言うのか、そしてその現状についてご紹介します。
独居高齢者とは65歳以上で同居者やご家族とともに生活しておらず、一人で日常生活を送っている方の事を言います。現在は65歳以上の5人に1人が独居高齢者と言われています。
以下の資料を基に算出
出典: 内閣府「令和6年版高齢社会白書」 図1-1-2 高齢化の推移と将来推計、図1-1-9 65歳以上の一人暮らしの者の動向
日本の独居高齢者の人口は年々増加傾向にあり、1980年では881千人(男性 193千人、女性 688千人)でしたが、2020年は6,717千人(男性 2,308千人、女性 4,409千人)と約7.6倍に増加しています。
独居高齢者の人口は今後もさらに増え、2050年には10,839千人(男性 4,505千人、女性 6,334千人)に上ると予測されています。
内閣府「令和6年版高齢社会白書」を基にグラフを作成
独居高齢者の増加はなぜ起きてしまうのでしょうか。増加の背景について見てみましょう。
①未婚率の上昇
こども家庭庁の調査によると50歳時点での男女別未婚者の割合は1980年では女性が4.45%、男性が2.60%でしたが、2020年は女性が17.81%、男性が28.25%と増加しています。
未婚率の上昇が結果として独居高齢者の増加につながっています。
②核家族化の進行
家族構成が変化し、親世代と親世代と子世代が独立して別々に暮らすことが一般的になっています。
配偶者との死別後も子どもと同居せず、一人暮らしを選択するご高齢者も多いです。
③住み慣れた環境を好む傾向
施設への入居や不慣れな場所でサポートを受けながらの生活や知り合いのいない環境での生活より、
これまで暮らして慣れ親しんだ場所やコミュニティでの生活を続けたいという希望が強いご高齢者も多いです。
前述した背景から一人暮らしを選ぶご高齢者が増加している一方、独居高齢者はさまざまなリスクも抱えています。
年齢を重ねると体調の急変や持病が悪化する場合があります。
しかし、一人暮らしの場合は体調が悪くても「大丈夫」と思ってしまう場合や体調の異変に気が付く人がいないなどの理由で、早期発見や治療が遅れてしまうことが考えられます。
一人暮らしのご高齢者は家族や友人、地域コミュニティとのつながりが希薄になる傾向にあります。
周囲との関わりが減少すると孤独を感じ、うつ病のリスクも高まります。その前兆として、以前は楽しんでいた趣味や外出が億劫になる、何に対しても意欲がわかず、何もせずに一日が終わることが増えるなどが挙げられます。
一人暮らしという状況から、周囲に相談する人がおらず、不審な電話や訪問があっても話を聞いているうちに相手を信じ込み、犯罪に巻き込まれてしまうケースは少なくありません。
ご高齢者の一人暮らしでは、収入面での不安を抱える方も少なくなく、体調不良やけがによる医療費の負担が大きくなる傾向にあります。特に年金だけで生活する場合は経済的に困窮するケースが多く、必要な医療サービスを受けられなかったり、生活用品が不足したりするなど生活の質が低下する恐れがあります。
高齢者が一人暮らしを続けるかどうかを考える時期は、年齢で一律に決められません。
在宅介護を受けながら、可能な範囲で自立した暮らしをされている方もいますが、
以下のような変化が見られた場合は、一人暮らしの継続が難しくなる可能性があります。
生活の質や安全面を考え、早めに対策をとることが大切です。
例
例
家計調査報告によると、ご高齢者の一人暮らしにかかる月の生活費は平均で約15万円とされています。
収入の中心は年金ですが、65歳以上の単身無職世帯の平均収入は約13万5,000円で、月に約1万5,000円の赤字になるケースもあります。
医療費や日用品、交通費、突発的な支出も考慮すると年金だけで生活するのは難しい場合もあります。
貯蓄や公的支援の活用、お住まいの選択など対策が必要になる可能性があります。
親の一人暮らしに不安を感じても「住み慣れた家で暮らしたい」「子供に迷惑をかけたくない」と考える親御さんも多いものです。
そんな親御さんの気持ちを尊重しつつ、安心してご自宅で過ごすことができるための対策を3つご紹介します。
万が一の異変に早く気付くことが大切ですが、離れているご家族に異変が無いか確認することは非常に困難です。
「毎日連絡を取るのが理想だけど、忙しくてなかなか難しい・・・」そんな方には、生活リズムを遠隔で把握できる「みまもりサービス」を活用するのも一つです。
端末のボタンを押すだけで安否を通知するサービスや冷蔵庫の開閉や電気の使用状況を検知し、一定時間の動きがないと家族にアプリやメールで通知するサービスでは、さりげなく見守ることができます。
また食事の宅配や訪問介護を利用することで、栄養管理とともに定期的な見守り受けることも可能です。
もしもの時に、すぐに対応できる準備をしておく事も重要です。
急な体調不良や転倒時に対応が遅れると、重症化や命にかかわることもあるからです。
事前にかかりつけ医の情報や持病・服薬状況を家族で共有しておくことは、いざというときに役立つ可能性があります。
また、すぐに助けを呼べる環境を整えることが必要です。
例えば、セコムの「セコムみまもりホン2」は、本体のひもを引っ張るだけでセコムに救急通報ができ、24時間対応で必要に応じ119番通報やご家族に通報します。
さらに、安否が分からない際は、ご家族の要請で現場急行し、親御さんの様子を確認する事も可能で、携帯電話としてご自宅や外出先でも使用できるので、「日常の安心」と「緊急時の備え」としてご活用いただけます。
セコムの見守りサービス「セコムみまもりホン2」について詳しく知りたい方はこちら
一人暮らしをしていると漠然とした寂しさや孤独感を感じることがあります。孤独感が強まると、認知機能の低下につながる可能性があります。日常的に人とのつながりを持つことが、心身の健康維持の面でも大切です。
自治体や地域包括支援センターは、ご高齢者の介護予防や生活支援だけでなく、地域活動に関する情報も提供しています。
ウォーキングなどの運動や趣味の講座、ボランティア活動に参加することで、地域の人々とつながり、生きがいを見つけるきっかけになるかもしれません。
ご高齢者の一人暮らしには、健康面の不安や孤独感の高まり、犯罪被害など、さまざまなリスクがつきものです。
親が元気なうちから将来の生活については話し合い、適切な支援を行うことで安心して暮らし続けることができます。
離れて暮らす親にもしものことが起こった際、『もっと対策しておけばよかった』と後悔しないためにも、日々の見守りと万が一の時の備えは大切です。
見守りサービスを活用し、お互いに安心ができる環境を整えてみてはいかがでしょうか。
独居高齢者とは?高齢者が安心して一人暮らしするための見守り方や対策を紹介! トップへ
こちらもぜひご確認ください!
セコムの高齢者向け見守りサービスについてご紹介します
防犯×見守りで安全・安心な「セコム・ホームセキュリティ」
気軽にはじめられ、必要に応じてセコムが駆けつけます
ちょうどいい距離感でご家族の様子を見守り!
シニアの方の徘徊・安全対策に
突然、心停止が起きたとき、救命の鍵となるのは早期の適切な処置です。家庭用に必要な機器一式をレンタルでご提供します。