知っておきたい介護の基礎知識|見守り(みまもり)・防犯対策・ホームセキュリティのセコム

知っておきたい介護の基礎知識

「幸せな在宅介護」とは、どのようなものでしょうか?
ご家族の介護は、親しい間柄だからこその忍耐力が必要となりますし、常にこれでよいのだろうかと悩むことも多いと思います。

介護する方とされる方の両方が笑顔で在宅介護生活を続けていくためには、どんな心構えで、どんな情報を知っておくべきなのでしょうか?
セコムの介護応援コンテンツ「あんしん介護のススメ」のモデレーターであるセコム医療システムの武石が詳しく解説していきます。

高齢の要介護者との関わり方と心構え

ご高齢の方との関わりで大切なのは、「これまでの習慣・生活パターン・文化を変えない」ということです。年齢を重ねるにつれて、どうしても新しいものに対する適応力は低下するものです。良かれと思って新しく取り入れたことや変えたことが、ご本人にとってはストレスになってしまうことが少なくありません。

ご高齢の方の暮らしぶりを見ていると「効率が悪い」「危なっかしい」「衛生面が心配」と感じることもあると思いますが、そのことを非難したり、強引に変えようとすることは良いことではありません。ものごとの考え方や価値観は人それぞれです。

「なんとかしてあげたい」と思ってやったことが、実は自分の価値観の押しつけになっていることもあります。たとえ掃除が行き届いていなくても、温かくバランスの取れた食事が準備できていなくても、ご本人に不満がなく、命の危険がなければ、問題はないのではないでしょうか。「今のままのほうが幸せなのかもしれない」という考え方も、ひとつ心にとめておきましょう。

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介護と仕事を両立するための心の保ち方

最近「介護離職」という言葉をよく耳にします。
訪問介護事業所の人手不足などで、「来て欲しい日にヘルパーさんの都合がつかない」「デイサービスの送迎車の都合がつかない」など、イレギュラーな事態は、働いている方にとっては大変困ることで「やっぱり仕事を続けていくのは難しいのではないか」という心情になります。

非常事態がおきたときは、介護のことはまずはケアマネジャーさんを頼ることです。ケアマネジャーさんは「なんとかする」方法をいろいろ知っています。介護はプロに任せるとして自身のことは「介護は赤点スレスレで良い」と思ってください。
介護や家事では、多少手を抜くところ、後回しにしても良いことはありませんか?
「やること」「やらないこと」の取捨選択をすることは、介護と仕事の両立をする上で欠かせないことです。もちろん命や健康に関わることは手抜きができませんが、冷静に考えてみると、一度サボったくらいで命や健康に直結することはそれほど多くないものです。「これだけは譲れない」というものを大切にして、あとは「ほどほど」。これくらいのバランスがちょうど良いのかもしれません。

介護のことは介護関係者に、仕事のことは会社の上司や同僚に相談してみてください。会社でも、昨今は介護離職を防ぐために、時短勤務や有休休暇の制度など、働く社員とそれを支えている家族の支援にも積極的に手を差し伸べる制度が整えられるようになってきました。声を発することで、何かしらのサポートが得られることもあると思います。

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在宅生活を長く続けるための「高齢者向けサービス」を知る

在宅介護は、住み慣れた環境で生活できるとはいえ、歳を重ねるにつれどうしても暮らしに不自由や不便を感じることが増えていくものです。そんな時は、ぜひ高齢者向けサービスの活用を検討してみてください。ご本人に合ったサービスをうまく活用すると、困っていたことが楽になったり、安心して暮らせるようになったりと、在宅生活を長く続ける助けになります。

介護保険制度で利用できる介護サービス

ケアマネジャーが作ったケアプランに基づいて利用するものです。訪問介護や訪問看護、通所介護(デイサービス)、福祉用具サービスなど、身体の状態や生活環境によって、介護保険の適用範囲の中で利用できるサービスが決められます。

介護保険以外のサービス

自治体ごとに地域支援事業や独自サービスが実施されています。寝具の乾燥サービスや訪問理容サービスなど日常生活を支援するサービスの他、安否確認や高齢者向けのレクリエーションなどを提供する自治体もあり、65歳以上の方なら無料で、あるいは低価格で利用することができます。

民間のシニア向けサービス

最近は、民間企業によるシニア向けサービスも充実してきました。さまざまな企業が、高齢者や介護が必要な方の生活に寄り添ってくれるようなサービスを展開しています。

  • 掃除や料理、買い物などの家事代行サービス
  • 電力会社やガス会社、郵便局などのみまもりや安否確認のサービス
  • 衣類や布団のクリーニングや保管を請け負ってくれるサービス
  • いつでも駆けつけて生活の困りごとを解消してくれるコンシェルジュサービス
  • リハビリも兼ねたレクリエーションサービス

迷った時は、ケアマネジャーに相談したり、地域包括支援センターで情報収集をしたりして、ぜひご自身に合ったサービスを探してみてください。そのひと手間で、介護生活がより安心で安全なものに変わるかもしれません。

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在宅介護?それとも施設介護?選択のタイミングと決め手

「在宅で過ごすのか、施設に入所するのか」で迷う方は多いと思います。
ご自身やご家族の希望、経済面など、いろいろな事情が絡み合い、簡単に答えを出すことはできないとも思いますが、以下のことを参考にして検討してみてください。

在宅介護のメリット・デメリット

一番のメリットは、ご高齢者が慣れ親しんだ環境でご自分のペースで暮らすことができる点です。周囲の価値観で「快適ではないだろう」と思う環境だったとしても、ご本人が安心して暮らせるということは、とても重要です。反面、ご家族に介護の負担が集中してしまうことがデメリットとして挙げられます。

施設介護のメリット・デメリット

常にみまもりの目があって、介護の負担がご家族以外に分散される良さがあります。また、ひとり暮らしの方の場合、寂しさや不安が軽減されるのもメリットです。しかし、集団生活ならではのルールや決まりごとを窮屈に感じる方もいます。加えて生活環境がガラリと変わってしまうので、混乱したり、慣れるまで時間がかかることもあります。

このような点を踏まえた上で、「ご本人やご家族が何を一番必要としているのか」、「どうしても捨てられないこだわりは何でしょう」、この2つを考えることで「優先したいこと」がわかります。
「こういうメリットが得られるから選ぶ」「〇〇を優先したいから選ぶ」といえることが大事。あとになって「この選択が良かった」と思えるよう、前向きな理由を持つことが必要です。

2019.10.23公開

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