在宅介護と薬の悩みは「かかりつけ薬剤師」へ

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在宅介護と薬の悩みは「かかりつけ薬剤師」へ

こんにちは、セコムの武石(たけいし)です。

気軽に相談できる「かかりつけ薬剤師」を見つけましょう。年をとると「薬」とは切っても切れない縁になっていきます。
しかも、高齢者の方は、複数の医療機関にかかって、それぞれで薬をもらっていたり、長期にわたって何種類もの薬を服用していたりして、薬事情はとても複雑です。

薬の管理も大変ですし、決まった時間にちゃんと飲むのも決して簡単なことではありません。
また薬の種類が多いと、飲み合わせや副作用が心配になることもあるのではないでしょうか。

在宅介護における薬の悩みや不安は、ご本人やサポートする介護家族だけでは解決できない場合が多いと思います。

そんなときに頼りになるのが「かかりつけ薬剤師」です。
薬について何でも相談できるパートナーがいれば、どれほど介護生活の助けになるかわかりません。

今回は、かかりつけ薬剤師の見つけ方や、在宅介護のミカタになってもらうお付き合いの仕方などをご紹介します。

● 「かかりつけ薬剤師」はなぜ必要?
薬は、処方箋さえあれば受け取ることができます。
通っている病院の近くにある薬局に行っている方が多いのではないでしょうか。

ところが、内科や皮膚科など異なる診療科目に通院していると、病院も薬を受け取る薬局もバラバラ...ということが少なくありません。
担当医が複数にわたると、薬の種類が増えるだけではなく、処方履歴を把握するのが難しくなったり、不要な薬や飲み合わせの悪い薬が処方されていたりといったケースもあり、以前から問題が指摘されていました。

こうした背景や、在宅介護のご高齢者が増えている現状を踏まえて、「かかりつけ薬剤師制度」が2016年4月からスタートしました。
薬局でかかりつけ薬剤師を指名すると、これまでの処方履歴や市販の薬のことも、まとめて把握してもらえます。

"自分専属の薬剤師"として、専門的な指導やアドバイスを受けられるようになるのはもちろん、医療機関や服薬を一元的に管理してくれるので、薬の重複や不要な薬の服用などを防ぐことも可能です。

費用負担(かかりつけ薬剤師指導料:3割負担で60~100円程度)がありますが、要介護者の方の薬事情は複雑なので、こうしたサポートは必要だと思います。
薬での治療に比重が置かれる在宅介護では、とても頼りになる存在ですので、「かかりつけ薬剤師」を持つことをぜひ検討してくださいね。


● 「かかりつけ薬剤師」なら24時間いつでも相談できる
セコムグループとして医療サービスを展開しているセコム医療システム株式会社の岡田和晃(かずあき)薬剤師によると「薬剤師は薬学的な観点から患者さんの健康管理をサポートできる唯一の専門職」です。

・薬を飲み忘れたり、余計に飲んでしまったりすることがある
・薬を嫌がって飲んでくれない
・むせたり、飲み込めなかったりして、毎回苦労している
・決められたタイミングで飲めないことがある
・薬が多すぎて飲むのが大変
・薬を飲み始めてからなんとなく体調が悪い
・薬の効果が実感できない
・副作用に困っている、心配

「かかりつけ薬剤師」なら、より深くひとりの患者さんに関わってくれますので、このようなお悩みにも親身に応えてくれます。
「かかりつけ薬剤師」なら、普段の状態や処方された薬を把握しているので、それぞれの事情に配慮した解決方法をアドバイスできるのです。

また、かかりつけ薬剤師は、24時間いつでも電話で相談を受け付けてくれます。
医療的なサポートが得られる時間が限られてしまう在宅介護においては、かかりつけ薬剤師のメリットは計り知れないと思います。


●頼りになる「かかりつけ薬剤師」を見つけるコツ
「かかりつけ薬剤師」を見つけるには、まず「かかりつけ薬局」をひとつに決めなくてはなりません。
まず「かかりつけ薬局」を見つけることからはじめましょう。

かかりつけ薬局を決めたら、実際に薬剤師さんと話してみることです。
すぐに指名するのではなく、何度か足を運んで、いろいろな人と話してみると良いでしょう。
長く付き合っていくパートナーですので、話しやすさや相性は大事だと思います。
また、かかりつけ薬剤師としての信頼できるかどうかは、次なようなことから見極めてみてください。

□ 混んでいる時間でも時間をかけてじっくり話を聞いてくれる
□ 質問したことに対して、納得できる説明や具体的な解決策を示してくれる
□ 薬についてきちんと説明でき、自分の見解も伝えてくれる

介護や在宅医療についての経験や知識が豊富な方だといっそう安心です。

岡田薬剤師によれば、薬剤師から適切なサポートを得るためには、「これまでの副作用や服用歴、日ごろの健康状態、生活パターンなど、包み隠さず伝えることがポイント」だそう。
飲み残した薬がたまっているなど、都合の悪いことを隠してしまう患者さんも多いそうですが、ありのままを伝えてお互いに信頼関係を築くことが大事だと思います。

薬に関することだけでなく、在宅介護の負担を減らすには、自分たちの事情を理解してくれ、何でも気軽に相談できる相手を増やしていくことが、とても大切です。
かかりつけ薬剤師はまさにそんな存在で、専門知識をもって応えてくれます。
在宅介護を支える心強いサポーターになってもらいましょう。

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