介護を休む方法とは

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介護を休む方法とは

こんにちは、セコムの武石(たけいし)です。

介護を休んで気持ちをリセットしましょう。「自分ばかりがつらい」
「自分だけが損をしている」
「誰もわかってくれない」

ネガティブな感情にとらわれていては、介護もうまくいかないものです。
終わりの見えない介護をまっとうするには、時々介護を休むこと。
介護を休んで気持ちをリセットさせてあげることが大切です。

介護は休めます。
介護を休む方法があります。

介護を休む具体的な方法を見ていきましょう。

●介護のことも家のことも考えない「自分の時間」をつくる
在宅介護でデイサービスや訪問介護サービスを利用している方は多いと思います。
週に1日だけ、あるいは週5日など、ケアプランによって頻度はさまざまです。

この時間はとても大切なもの。

「デイサービスに行っている間にシーツを変えて、部屋を掃除して...」などと考えていませんか?
そこはなるべく自分のためだけに使う時間に充てましょう。

わずか数時間でも、自分の時間を持つこと。
おいしいランチを食べに行っても良いですし、映画も良いですね。
趣味の習いごとに通ったり、友達に会いに行ったりもできます。

「その日が待ち遠しく思える楽しい予定」を立てておくことがポイントです。
ネガティブな感情から少しの間、離れることができます。

あなたがしたいこと、楽しいと感じること、心に潤いをもたらしてくれるものはなんですか?
「〇〇しなければ」ではなく、あなた自身を喜ばせることをしてみてください。
それが介護をお休みすることであり、明日も介護を続けていくエネルギーになります。


●ケアプランは「自分の時間」優先で作成してもらう
「訪問介護サービスを利用している時間だけではたいしたことはできない」と思うなら、もっと自分の時間を確保できるよう、ケアマネジャーにケアプランの変更を相談してみましょう。

デイサービスや訪問介護サービスの頻度を増やしたり、時間を延長したりするプランを考えてくれるはずです。

何日か介護をお休みしたいなら、思い切ってショートステイを利用するのもおすすめ。
週末だけ、月末の1週間など、自分や家族の予定にあわせて定期的にショートステイを利用するケアプランを組んでおくと、介護を休むリズムができ、在宅介護生活にもメリハリが出ます。

在宅介護サービスは、介護が必要な人のためだけにあるのではありません。
在宅介護を担う家族を支えることも、重要な使命です。
優秀なケアマネジャーなら、そのことをちゃんとわかっています。

まずは、「介護する自分の時間」優先でケアプランを再考してもらうことからはじめましょう。


●介護を休むのも仕事の一部
なかには、デイサービスや訪問介護サービスに抵抗を示す被介護者の方もいます。

「本人が嫌がっているのに、無理強いはできない」
でも、一方が我慢し続ける在宅介護生活は、決して長続きしません。
介護者心身の不調は、被介護者が受ける介護に影響を及ぼします。

介護をされる人と介護をする家族は対等な立場であるべきです。
介護者が自分を優先する時間をつくらないとバランスが取れません。

「たとえお母さんが嫌がっていても、介護を休むのも私の仕事うち」
このように考えてみてください。
マインドを少し変えるだけで、ネガティブな気持ちから解放されることもあります。

正しい介護、完璧な介護なんてありません。
食事が手抜きの日があっても、何日もシーツを変えていないことがあっても良いのです。
それよりもあなたが介護を休むほうが大切です。

「介護はこうあるべき」という考え方から抜け出せば、介護を休む方法はいくらでもあります。
どうかご自身を労わって、介護と向きあうエネルギーをチャージしてくださいね。


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これからも介護と向きあうための考え方を詳しくまとめました。

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年末年始など忙しい時期にショートステイを利用する方法もあります。
ぜひ気軽に利用しましょう。

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