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震災直後、高齢の親を救う「ご近所力」のつくり方

こんにちは、セコムの倉井(くらい)です。

日ごろから良い関係を築いておくことが大切です。大規模な災害が発生した直後、電話やメールなどの通信網が乱れたり、道路が寸断されたりして、すぐ実家へ駆けつけられないケースは少なくありません。

そうしたとき、実家の親と「ご近所さん」とのつながりがとても重要になります。

●地域との「つながり」も災害の備え
地域には、民生委員さんや自治会の方々、そして長年お付き合いのあるご近所さんなど、高齢者の暮らしを日ごろから見守ってくれている人たちがいます。

離れて暮らしていると、その存在を意識する機会は少ないかもしれません。
しかし災害時には、家族よりも先に親の異変に気付けるのは、日ごろから近くにいるそうした身近な人たちです。

日ごろから身近な人たちとのつながりを築いておくことは、とても大切です。
特別に親しい関係を築く必要はなく、帰省した際にあいさつをしたり、家族の存在を知ってもらったりすることからはじめてみても良いかもしれません。
ご近所の方もあなたの高齢の親を見ていて、「これは普通なのか?」「このままで大丈夫だろうか?」という心配ごとを、家族であるあなたに確認しておきたいという思いがあるはずです。

家族として無理のない範囲でかかわりを持ち、いざというときにつながれる「ご近所力」を育んでおくことが大切な備えになります。


●お願いするなら「安否確認」までを具体的に
ご近所との関係があっても、「何かあったらよろしくお願いします」とだけ伝えるのはおすすめできません。
「何か」と言われても、相手は「どこまで対応すれば良いのだろう」「万が一のことがあったら、自分の責任になってしまうのでは...」と戸惑ってしまうからです。
親切な人ほど、責任を重く感じてしまうこともあります。

お願いする内容は「これをしてもらえたら十分です」と、具体的に伝えることが大切です。
親の近所で暮らす方々も、被災しているということを念頭に置く必要があります。

例えば、
「揺れが収まったあと、外から家(屋根や窓ガラス)が無事か見てもらえたら助かります」
「夜、電気がついているか(朝、雨戸が開いているか)チラッと確認してもらえると安心です」
「インターホンを鳴らして『大丈夫?』とひとこと声をかけてもらえるとありがたいです」

最小限かつ具体的な「安否確認のワンアクション」に限定することがポイント。
相手の負担を減らし、「それくらいなら、ついでにできるよ」と思ってもらえるレベルの頼み方を意識すると、相手にも無理がなく協力しやすいでしょう。



●「頼る」のではなく、「頼りやすい関係」をつくる
ご近所とのつながりは、一方的にお願いをするためのものではありません。
相手に負担や責任を感じさせない配慮がとても大切です。

例えば、ご近所と連絡先を交換するときは、「何かあれば連絡してください」ではなく、「災害時に親と連絡が取れない場合、私から状況をお聞きすることがあるかもしれません」と具体時に伝えておくと相手に「こっちから連絡しなくては」というプレッシャーを与えずに済みます。

災害への備えは、防災用品をそろえたり食料をストックしたりすることだけではありません。

家族で話し合い、普段の暮らしを見直し、地域とのつながりを育てておくこと。
離れて暮らしているからこそ、家族だけで抱え込まずに済む仕組みをつくっておくこと。
そうした積み重ねが、離れて暮らす親の安心につながっていくはずです。



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