介護用(大人用)おむつとどう付き合う?選び方・使い方のポイント

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介護用(大人用)おむつとどう付き合う?選び方・使い方のポイント

こんにちは、セコムの武石(たけいし)です。

介護用おむつの使用は、外出先での安心につながる方法のひとつでもあります。在宅介護の大きなテーマとしてあげられるのが排便や排尿に関する排せつのケアです。
排せつの自立は、ご本人の尊厳に関わる大事なことです。
できることなら人の手を借りずに、ご自身でトイレで行っていただけるようにするのが理想です。

けれども、トイレまで間に合わなかったり、加齢に伴って尿意や便意を感じにくくなったりして、排せつのコントロールが難しくなることは少なくありません。

排せつに不安がある場合、「介護用(大人用)おむつを使ったほうが良いのかな?」と悩まれることと思います。
ご家族にも抵抗感があるかもしれませんが、ご本人にとっても、すんなり簡単に受け入れられることではないはずです。

排せつに関する自立のために、介護用(大人用)おむつをどのように活用すれば良いのか、考えていきましょう。

● 尿もれや失禁は誰もが向き合うこと
トイレの失敗は、要介護者の方だけに起きることではありません。
加齢によって身体の機能が衰えてくると、排せつに関わる筋力が弱くなって、排せつを我慢する力も低下します。

咳やくしゃみをしたときに尿もれしたり、トイレに座る前に少量もれてしまったりする経験は、高齢の方なら珍しくはありません。

老化のひとつとして受け止め、排せつケアのストレスを軽減する方法を見つけていくことが大切だと思います。


● 自尊心を傷つけない配慮と介護用(大人用)おむつの選択肢
トイレの失敗は、誰にでも起こりうることです。
とはいえ、排せつのトラブルで誰かの手をわずらわせるのは、ご本人にとっては不本意なこと。

「まれに失敗してしまう」「尿もれがある」という方なら、まずは安心のために「パッド」を使ってみることからはじめてみましょう。

普段使っている下着に「尿とりパッド」を使う方法がおすすめです。
もし失敗しても、パッドだけ交換でき、ズボンや下着は汚れません。

下着に「尿とりパッド」をテープで取り付けるだけなので、介護用(大人用)おむつに抵抗がある方でも、安心を得るための対策として、受け入れていただきやすいかと思います。

ほかにも「リハビリパンツ」という選択肢があります。
いわゆるパンツタイプの紙おむつですが、薄手のものが多く、下着をつける感覚に近いです。

トイレの失敗の頻度が高い方は、「尿とりパッド」よりも「リハビリパンツ」のほうが、より安心だと思います。
頻繁にトイレに行けないような場合は、「リハビリパンツ」と尿とりパッドを併用するとより安心です。

初めておむつを試すタイミングでは、パンツタイプとはいえ、紙おむつに対する抵抗感があっても不思議ではありませんね。
ご本人の意思によるものであれば、おむつ選びもスムーズに進められますが、ご家族やお世話する方からのはたらきかけによる場合は、無理強いしてしまうと、ご本人の自尊心を傷つけることにつながりかねません。

「使い捨てであったかいパンツがあるけど、使ってみませんか?」など、できるだけご本人の気持ちをくみ取ってあげることが肝心です。

介護用(大人用)おむつは、身体の状態やご本人の気持ちを考慮して、どのようなものを使うのかを考えていくことが大切だと思います。


● 介護用(大人用)おむつの選び方・使い方は十人十色

要介護の状態になっても、できるだけ排せつはトイレでしていただくことをおすすめします。
「リハビリパンツ」はトイレにいける方のために、上げ下げするだけで簡単に着脱できるおむつです。
トイレの失敗を恐れて外出を止めたり、生活意欲を失ったりすることは良くありませんし、活動量が減ることで身体の機能を衰えさせてしまうことも考えられます。
不安を払拭し、安心を得るためにも、「リハビリパンツ」を上手に使ってみましょう。

ベッドで過ごす時間が長い方には「テープタイプ」が一般的です。
「テープタイプ」のおむつは、ベッド上でおむつ交換をする方におススメです。足ぐりに合わせて締め付けを調整できるので、もれにくく、しっかりと排せつ物を吸収してくれます。

それと比較して「リハビリパンツ」は締めつけを調整できないので、どうしてももれやすくなります。また、ベッドの上での交換にはお尻をあげてもらったり、横向きを繰り返さないといけないので、寝たままの交換には不向きです。
ですから、日中は「リハビリパンツ」、夜寝るときは「テープタイプ」と、使い分ける方も多いです。

身体の状態は十人十色ですから、どのような排せつケアが合っているのかを考えることが必要です。

「リハビリパンツ」は伸縮性が強く、普通の下着と比べると特にウエスト部分のゴム幅が足のつけ根のところまで幅広になっており、握力の弱ってきている高齢者の方には上げ下げが難しいという面もあります。
身体に麻痺(まひ)があったり、身体の後ろに手をまわすのが困難だったりする方は扱いにくいと感じるかもしれません。

「リハビリパンツ」の取り扱いが難しいようなら、脱ぎ着がしやすい使い慣れた下着と、吸収性の優れたパッドを組み合わせて選ぶのが良いでしょう。
あわせて、脱ぎやすいズボンに変えるなどの工夫も必要ですね。

排せつの自立を手助けする選択肢はひとつではありません。
ご利用者の自尊心を理解して、介護用(大人用)おむつを上手に活用していきましょう。

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