こんにちは、セコムの武石(たけいし)です。
在宅介護がスタートすると、生活はどのように変わるのでしょうか。
介護を担う「あなた」の生活は、大きく変化します。
●「介護」で自分の予定が後まわしになっていく
「通い」の介護では、まず影響を受けやすいのが自分の予定です。
実家に足を運ぶとなれば、人によっては1日がかり、あるいは泊まりになることもあるでしょう。
そのために楽しみにしていた約束を見送り、「今回は仕方ない」「親のほうが心配」と、自分に言い聞かせるような場面もあるかもしれません。
一度であれば大きな負担には感じなくても、そうした選択が少しずつ増えていくことで、気づけば自分の予定を立てること自体をためらうようになることもあります。
その日の疲れから家事が後まわしになったり、翌週に向けた準備が十分にできなかったりと、生活リズムに影響することもあるでしょう。
●同居介護で、「休めるはずの場所だった家」が変わっていく
「同居」の介護の場合、「通い」とは違ったかたちで生活に変化があります。
「すぐそばにいる」という安心感がある一方で、常にどこかで気にかけている状態が続くのは、精神的にも肉体的にも疲れるものです。
たとえば、ちょっとした物音に敏感になる。
夜間の様子が気になってぐっすり眠れない。
外出しても「●時までには帰らなければ」と慌ただしい気持ちになる。
無意識のうちに気を張っている。
「家にいるのに、ゆっくり休めない」
そんな状態が続くことで、気づかないうちに心身の疲れが積み重なっていきます。
●介護をしていても「自分の時間」を守ることが最優先
介護では多くの方が「自分がやらなくては」「要介護の親を放っておけない」と、自分を追い込んでしまいます。
けれど介護は短期間で終わるものではありません。
すべてを自分だけで抱え続けることは、現実的ではありません。
自分の予定や楽しみを優先する日があって良い。
理解してくれる家族や親戚がいないなら、一時的に介護サービスを増やす選択肢もあります。
ショートステイを利用すれば、数日間にわたって心身をリセットする時間をつくることも可能です。
単発利用だけでなく、定期的に利用することもできます。
自分の時間をつくり、生活のリズムを整えれば、気持ちも少しラクになるのではないでしょうか。
在宅介護では、介護する人が自分を犠牲にしすぎないことがとても大事。
介護サービスの利用に、「やむを得ない事情」がなくても良いのです。
あなたの気分転換や休息のためにサービスを利用することは、制度として正当な使い方であり、問題ありません。
「いつ休めるかわからない」という不安を、「この日があるからがんばれる」という期待に変える。
自分らしいポジティブなペースをつくることが、介護を続けていくエネルギーになります。
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2026.05.12







