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「親子だけど、かみあわない」、その違和感の正体とは

こんにちは、セコムの武石(たけいし)です。

親のことが嫌いなわけではない。でも「かみあわない」そんな感覚ありませんか。親のことが嫌いなわけではない。
でも実家に行く時は少し気が重い。
帰ってくると、どっと疲れが出る。

そんな感覚がありませんか。

高齢とは言え、親はまだまだ元気で介護は不要。
それなのにどこか「かみあわない」。

親子の関係が少しずつ変化しはじめている「移行期間」なのかもしれません。

●親子関係が「変化の過程にある」とは?
親子の関係は、長いあいだ「親が上で、子どもが下」という上下関係であるもの。
子が大人になり、社会人として自分の生活を築くようになっても、親は親であり子は子です。

いつまでも親からすれば「自分の子」であることに変わりはありません。
一方で子からすれば自分は「すでに生活や価値観を持った一人の大人」である。

こうした親子の関係が突然、パッと入れ替わるということはありません。
「かつての親子像」と「一人前の大人になった、今」が混在する時期があるものです。

親が高齢期にさしかかり、子は人生の円熟期を迎える。
親子のパワーバランスは変化していきます。
多くの親子がこの「変化の過程」を経験し、モヤモヤとしたり、衝突したりしています。


●親子の会話が「かみあわない」
久しぶりに親と顔をあわせると、 こんな言葉をかけられることはないでしょうか。

「ちゃんと食べているの?」
「そんなやり方じゃダメ」
「もっとこうしなさいよ」

親からすれば、何十年と続けてきた自然なかかわり方といえます。
けれど、すでに自分の足で立っている子からすると、「いつまで子ども扱いするんだろう」と窮屈に感じてしまうこともあるでしょう。

親も年齢を重ねるにつれ、少しずつ行き届かないことが増えたり、考え方に頑固さが出てきたりすることもあります。
また、親の背景には日常的に会話する相手も減っており、家族以外の人と価値観の共有や存在を認め合える場面も少なくなってきていることもあります。

しかし、子はあのころのまま、ゆえに接し方も昔のまま。
お互いの心身の変化に合わせ、関係性も変化していくものですが、親子だからこそ、その変化についていくのが難しくもあります。
こうして生じた小さなズレの積み重ねが、親と過ごす時間を居心地の悪いものにしてしまうのです


●親子だからこそ「受け流す」ことも必要
親と話して疲れてしまうのは、言葉の内容そのものだけでなく、無意識に「子どものころの感覚」に引き戻されてしまうからかもしれません。

大人になった今でも、親のひと言にムキになったり傷ついたりするのは、それだけ長い時間をともに歩んできた証です。
この時期は、意識して「受け流す」というゆとりが必要なのではないでしょうか。

いちいち言い返さない
すべてを正そうとしない
「今はこういう時期なんだ」と、客観的な視点を持つ

親を見放すことではありません。冷たくすることでもありません。
お互いが傷つかないための心の境界線です。

親子の関係が変わりゆく過渡期には、真正面からぶつからない工夫が求められます。
あえて受け止めすぎないことが、「今の親の姿」をありのまま見つめるゆとりを生むものです。

これから先の変化、親の老いを落ち着いて受け止めるための心の準備でもあります。
いつか、一人の人間同士・大人同士として、穏やかに向きあえる日へとつながっていくはずです。


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2026.04.14

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