ホーム > ホームセキュリティ > 月水金フラッシュニュース > 月水金フラッシュニュース・バックナンバー > 本格的シニア社会で必要とされるセキュリティサービスとは?
・本格的なシニア社会が・・・
本年2014年は、第二次大戦後、第一次ベビーブームと呼ばれた1947年から1949年までの3年間に生まれた段階の世代の方々が、全員65歳以上のシニア層に達する年です。総務省の推計では、昨年の時点で65歳以上のシニア層は過去最高の3186万人、総人口の25%に達したとされています。これは、報道やニュースにもあるように日本人の4人に1人がこの世代で、いよいよ本格的なシニア社会が現実のものとして目の前に現れ出したということです。
これからの日本は、このシニア社会を前提として、モノやコトを考えていかなければなりません。過去のコラムで、多くの工業製品では長く使うにつれて、部品の磨耗、材料の劣化などにより故障率が大きくなってくることについて紹介したことがあります。残念ながら、これは工業的に作られたモノに限らず、人の健康についてもそのまま当てはまります。
・ホームセキュリティに求められるモノが変わってくる
すなわち、シニア層の人口が増えるこれからの日本は、体に何らかの不具合を抱えながら日々の生活を送る人々が増えてくるということです。このような状況では、日々の生活のうえで、突然、体の不調を訴えるケースも増えてくることでしょう。
個人が生活する上での(広い意味での)セキュリティとは「幸せな生活」というオペレーションを守ることです。これからの「ホームセキュリティ」は、泥棒や火災などに対応するだけでは、決して十分とは言えなくなってきます。
これは、現実のものとなりつつあるシニア社会においては、「幸せな生活」というオペレーションを守るために、在宅中、外出中を問わず、人に健康上のトラブルがあった場合、それにいち早く対応するサービスが求められるようになってくるということです。
・「健康を見守る」というセキュリティ
セコムのホームセキュリティでは、熱で人体の動きを検知するセンサーや、体調の不調をすぐに知らせることができる携帯ペンダント型の通報ボタンなどによって、生活する人の健康を見守るサービスを付加することができます。また、これらのシステム的な仕組みに加え、電話で相談できる医療スタッフや、さまざまな状況に対応する訓練を積んだセキュリティスタッフのビートエンジニアを待機させ、突然の体の不調を感じた際には、24時間365日いつでも対応できる体制も用意しています。
・ホームセキュリティにおけるサービスの主役交代は十分に考えられる
今は、ホームセキュリティというと、泥棒や火災などへの対応サービスが主役と考えられがちで、健康面のトラブルや不安に対応するのは、脇役的な付加サービスと思われている方も少なくないことでしょう。しかし、これから進展するシニア社会においては、健康面のセキュリティ対応サービスへのニーズがますます高まっていくのは間違いありません。セキュリティサービスにおける、主役と脇役の役割交代が起こることが十分に考えられるこれからの世の中、「ホームセキュリティ」を選ぶ際には、健康面の対応サービスの有無だけでなく、そのサービスをバックアップする医療関連体制の充実度も考慮し、慎重に検討していただければと思います。
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