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生きるうえで「万人が必要とする知識」とは?

 先日、夜の駅のバス停でスマートフォンを操作している塾帰りのお子さんの姿を見ました。バスの運行状況をネット検索していたのかもしれませんが、スマホの画面のみに注意が向いており、周りがあまり目に入っていない様子が少し気にかかりました。

 ・安全教育は必ずしも体系化されていない
 今の子どもたちは、小中学校の教科として、犯罪から身を守るための知識を勉強しています。しかしながらその内容は、連れ去りや痴漢などの路上で行われる犯罪への対応が中心であり、科目も社会科や保健、家庭科などに分散して存在するため、必ずしも体系的にはカリキュラム化されてはいないようです。

 ・ひとりの時に、泥棒や災害に遭遇したら・・・
 女性の社会進出なども進み、家にいるのが子どもたちだけという状況は珍しいことでは無くなりました。泥棒の手口はのその多くが無施錠の出入り口からの侵入です。そのため、子どもたちが無施錠で家にいた場合、侵入してきた泥棒と鉢合わせすることも十分に考えられます。また、家にひとりでいるときに、震災や火災などの各種災害に遭う可能性も高まっています。

 ・ネット利用のリスクも・・・
 今や、パソコンやスマホに限らず、ゲーム機やインターネットからダウンロード機能のついた音楽プレーヤーなど、ネットに接続できる機器は枚挙にいとまがありません。実際、多くの子どもたちが、これらの機器を使ってネット接続を行い、SNSなどの手段を使って情報交換を行っています。ネット利用のリスクを知らずに行った不用意な情報交換がトラブルにつながったケースも少なくありません。

 しかし、現代社会におけるネット利用のプラス面を考えると、子どもたちのネット利用を一律に禁じるのは、あまり現実的ではありません。今の子どもたちは、将来に渡って、実社会だけでなく、ネット社会の中でも生活し、成長していかなければならない存在だからです。現在の学校カリキュラムにおいても、ネット利用の際の注意点は教えられてはいますが、高校の「情報」の科目において触れられるネット利用に関するマナーが中心の内容で、自身の身を守ることを考えると、決して十分とは言えません。

 ・生きるための基盤となる知識
 現代を生きるうえで、実世界、ネット世界によらず「自らの身を守るための知識」は、本来は万人が必要とする必要不可欠なものであるはずです。しかしながら先ほどの通り、今現在の学校教育では、それを体系的にきちんと学ぶ機会はあまり存在していません。

 世の中で起こっている事件や事故などの状況を見ると、そろそろ、すべての子どもが受ける義務教育の正規の授業で、自らの身を守る意識を高め、自らの生活を守る「基準」を教える必要が出てきていると言えるのではないかと思います。

 国語や算数、英語などの知識も大切ですが、少子高齢化、人口減少、国際化、IT化がますます進むこれからの時代を過ごす子どもたちには、「自らの身を守るための知識」はそれに勝るとも劣らないくらい重要な知識なのではないでしょうか。

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セコムIS研究所
リスクマネジメントグループ
甘利康文

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