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新しい手口が次々と・・・特殊詐欺の統計に「収納代行利用型」が登場

 手を替え品を替え、新しい手口が次々と登場する振り込め詐欺。依然として認知件数は高水準にあります。
 2017年は1万6000件を超え、5年連続で増加となっています。月別で見ると、2018年3月は1500件ほどとなっています。

 もっとも件数が多いのは「オレオレ詐欺」ですが、それ以外の振り込め詐欺にも注意が必要です。「還付金等詐欺」が昨年あたりから急激に減少する一方で、「架空請求詐欺」が急増しています。警察庁が発表した認知件数をみると、2016年は月に300件以下でしたが、2017年に入ってからは月に400件を超えており、その年の後半には500件を超える月も出ています。

 架空請求詐欺は、「ウェブサイトの利用料金が未納となっている」「有料サイトの退会手続きが完了していない」などという内容のメールやハガキが届きます。このような身に覚えのない請求は無視をすることが基本なのですが、「もしかして、あのことでは?」と、少しでも不安に思うと、ついメールやハガキの送り主に連絡してしまうこともあるようです。連絡してしまうと、お金を要求されるフェーズに移るわけですが、これが実に巧妙な手口となってきています。

 ATMから振り込ませる方法は、最近では非常にまれで、コンビニの収納代行サービスを悪用した「収納代行利用型」や、コンビニで売られている電子マネーを購入させて、そのカード番号を要求してくるものもあります。特に、収納代行利用型は昨年後半に急増しており、要注意の手口と言えます。さらに、仮想通貨購入用の口座にコンビニから支払いをさせる手口も出てきています。

 件数が増えている振り込め詐欺ですが、一件当たりの被害額をみると、一時期に比べて減っています。オレオレ詐欺については200万円ほどに、架空請求詐欺については250万円ほどに、還付金等詐欺については120万円ほどになっています。一件当たりの被害額は、オレオレ詐欺と架空請求詐欺については減少傾向ですが、還付金等詐欺についてはあまり変化がなく、どちらかというと微増といった傾向になっています。
 また、振り込め詐欺を含む特殊詐欺全体の被害額は、2017年の1年間で390億円でした。2018年はこの3月までに83億円となっており、昨年同期比とほぼ同額という水準です。2015年以降は、特殊詐欺全体の被害額については前年比で減少傾向が続いています。

 しかし、油断はできません。先のハガキの例では、通信面に個人情報保護用の目隠しシールが張られたタイプも出てきており、金融機関などからの正式なはがきと思い込ませる手口も登場しています。まさに、手を替え品を替え新しい手口が次々と登場しているので、注意が必要です。

参考)
特殊詐欺の統計に「電子マネー型」が登場

セコムIS研究所
リスクマネジメントグループ
濱田宏彰


架空請求詐欺と還付金等詐欺の認知件数と一件当たりの被害額の推移
(警察庁の資料をもとに作成、いずれも5カ月の移動平均)


収納代行利用型の月別件数
(警察庁の資料をもとに作成)

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