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警視庁が侵入盗の傾向を発表。戸建てと集合住宅、それぞれの特徴は?

 先日、警視庁から2017年の侵入盗の傾向が発表されました。全体の54.8%が住宅への侵入となっています。その内訳は、戸建住宅が23.3%、3階建て以下の集合住宅が20.3%、4階建て以上の集合住宅が11.2%となっています。また、侵入箇所別でみると、窓からの侵入が61.3%、玄関などの出入り口からの侵入が38.7%となっています。

 さらに、どのような手段で侵入したのかを示すものをみると、住宅の形態によって手段が異なっているのが見て取れます。例年の傾向としては、戸建住宅はガラス破りが多く、集合住宅は無施錠箇所からの侵入(以下、無施錠)が多くなっています。今回も、件数としてみると、この傾向は変わっていません。しかしながら、それぞれの手口の前年比を見ると、ちょっと様子が変わってきているようです。

ガラス破りと無施錠が逆転しそうな戸建住宅
 
右の図は、住宅の形態別にみた侵入手口の推移です。これをみると、戸建住宅は、ガラス破りの割合は減少傾向で、「無施錠」の割合は増加傾向となっています。2017年はガラス破りが47%くらいであるのに対し、無施錠は43%くらいとなっており、両者が逆転しそうな勢いです。
 4階建て以上の集合住宅では、わずかですが2年連続でガラス破りの割合が増えています。そして、3階建て以下の集合住宅では、ガラス破りの割合が前年比で6〜7%の増加となっています。無施錠の割合については、4階建て以上の集合住宅も3階建て以下の集合住宅も、前年比で減少となっています。

施錠開けやドア錠破りも見られる集合住宅
 
住宅の侵入手口には、ほかにも「ピッキング」や「サムターン回し」などを含む"施錠開け"と、ドアの隙間をバールなどで破壊する「ドア錠破り」などもありますが、戸建住宅に関しては非常に少ない手口となっています。一方、集合住宅に関しては、4階建て以上では3割程度、3階建て以下では1割ほど見られます。

「忍び込み」や「居空き」での無施錠割合は依然として高い
 
近年は、ガラス破りの割合が減少して、無施錠の割合が増加するという傾向が見られました。戸建住宅に関しては、この傾向は続いていますが、集合住宅に関してはやや傾向が変わってきているのかもしれません。つまり、集合住宅にお住いの方の意識として、施錠励行が増えているのかもしれません。それにより、相対的にガラス破りが増えているといえなくもありません。

 ただし、件数としては依然として無施錠が多くなっていますので、外出時の施錠はもちろんのこと、在宅時でも施錠を心掛けていただきたいと思います。中でも3階建て以下の集合住宅では、「忍び込み」や「居空き」の手口として、無施錠の割合が9割以上となっています。このような住宅にお住いの方は、特に注意していただきたいと思います。

セコムIS研究所
リスクマネジメントグループ
濱田宏彰




住宅の形態別の侵入手段の割合の推移
(警視庁の資料をもとに作成)

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