ホーム > ホームセキュリティ > 月水金フラッシュニュース > 月水金フラッシュニュース・バックナンバー > 8割の人が危ないと思う石油ストーブだが・・・
立冬を過ぎ、かなり寒くなってきました。暖を取るために、皆さんはどのような暖房器具をお使いでしょうか。民間の調査会社の結果を見ると、エアコンや石油ファンヒーターをお使いの方が多いようです。
では、火災の危険が高いと思うものはどれだと思いますか。東京都生活文化局の調査によると、1位は石油ストーブで全体の8割の人が危険だと思っています。次いで2位はガスストーブ、3位は石油ファンヒーター、4位は電気ストーブとなっています。
一方で、火災の実態はどうなっているでしょうか。図は、東京消防庁の調査による、ストーブ火災の割合を示しています。前出の調査で、多くの人が危険だと思っている石油ストーブによる火災は、全体の17.6%となっています。
次に危険だと思っているガスストーブは2.8%、3番目の石油ファンヒーターは4.6%、4番目の電気ストーブは69.4%となっています。これを見ると、あまり危険だと思っていない電気ストーブは、最も気を付けないといけないストーブの一つといえます。
電気ストーブによる火災は、「火を使う=危ない」という意識がある一方で、「電気=安全」というイメージが強いと考えられます。先日も、電気照明器具が原因と考えられる事故があったばかりですが、電気も大きなエネルギーを持っています。コンセントに挿せば、手軽に暖かさを得られる電気ストーブはとても便利ですが、頭の中では石油ストーブと同じと思って、気を付けて使うことが大切です。
【参考情報】
・安心豆知識「「エネルギーの通り道」には注意が必要」
・安心豆知識「センサーライト設置DIYの注意事項〜漏電のリスク〜」
セコムIS研究所
リスクマネジメントグループ
濱田宏彰
ストーブが原因となった火災の割合
(東京消防庁、「2016年版 火災の実態」より)
※ここでいう電気ストーブには、カーボンヒーター、ハロゲンヒーター、温風器も含まれる
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