ホーム > ホームセキュリティ > 月水金フラッシュニュース > 月水金フラッシュニュース・バックナンバー > 忍込み件数が増えているのはどこの県?
近年の犯罪件数が減少傾向にあることは、これまでにも何回か示してきました。皆さんのご家庭に侵入する住宅侵入盗も例外ではなく、この5年で3割から4割ほど少なくなっています。
そんな中で、ほんのわずかですが増加傾向となっている県もあります。中でも、忍込みが増加基調となっている県は多くなっています。この5年の傾向をみると、増加傾向にあるのは、空き巣では1県、居空きでは3県ですが、忍込みは9県に上ります。
図は、2010年から2015年までの県別の忍込み件数を示しています。それぞれのトレンドを点線で示しています。
これらの値をみると、先に示しましたように、47都道府県の中で増加傾向にあるのは9県です。その中で、最も増分が大きいのが山梨県です。5年で166%増となっています。次いで、山形県の127%、愛媛県の103%となっています。さらに、島根県、高知県、福岡県、石川県、滋賀県、岡山県と続きます。減少傾向のサンプルとして、全国の件数推移を示しておきます。
上記の9県以外は減少傾向ではありますが、減少分が小さい県もいくつかあります。今後、これらの地域が増加に転化する可能性もあります。いまや在宅時の侵入は30%を超えています。今年に入ってから、この9月までの統計で31.4%となっており、うち忍込みは25.7%となっています。ご自宅に帰り、玄関のカギを開けて家の中に入ったら、すぐに施錠をすることを習慣にしていただければと思います。
【参考情報】
・データから読む「在宅時の侵入が3割を突破」
・在宅時も安心なセコム・ホームセキュリティ
セコムIS研究所
リスクマネジメントグループ
濱田宏彰
忍込みの件数の推移(実線)と一次近似式によるトレンド(点線)
(警察庁)
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