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先日、警察庁から発表された「来日外国人犯罪の検挙状況」によると、2016年上半期の来日外国人犯罪の刑法犯検挙件数は4410件となっています。前年同期比で3.3%の増加となりました。犯罪の種類別にみると、最も多いのは窃盗犯で、全体の63.1%を占めていますが、最近はこの比率が減少傾向で、代わって知能犯の比率が増えてきています。また、風俗犯の比率もわずかですが増えています。
国別にみたものを図に示しました。件数としては中国が最も多く、1211件となっています。次いで、ベトナム、韓国と続きます。しかし、状況は変わりつつあります。2011年上半期と2016年上半期の件数を比較した、5年増加率をみると、中国はマイナス66%となっています。一方、ベトナムはプラス50%です。さらに、図はありませんが、10年間の変化をみると、中国がマイナス75%、ベトナムがプラス127%となっています。
実際、昨年2015年の統計では、中国よりもベトナムの方が多くなっています。今期は、再び中国がトップになりましたが、今後の外国人犯罪の主流はベトナムとなりそうです。手口としては、特に万引きが多くなっています。帰宅時など、人通りの少ないところを通行する場合は、周囲に気を配りましょう。スマホを注視したり、ヘッドホンの音楽に夢中になったりすることのないようにしていただきたいと思います。
【参考情報】
・データから読む「この5年で増えつつある来日外国人犯罪は?」
セコムIS研究所
リスクマネジメントグループ
濱田宏彰
来日外国人犯罪の検挙件数(警察庁)
(上:国別刑法犯検挙件数上位5位、
下:国別5年増加率)
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