ホーム > ホームセキュリティ > 月水金フラッシュニュース > 月水金フラッシュニュース・バックナンバー > 大学の卒業式式辞から始まった運動
6月13日は「小さな親切の日」です。今から約50年前、東京大学の卒業式で当時の学長が「小さな親切」の実践を呼び掛けたことがきっかけとなって、その年の6月13日、正式にそのための活動が行われはじめました。「小さな親切の日」はそれにちなんで制定されたそうです。
親切といっても、新しいこと、特別なことをするわけではありません。日々のあいさつや感謝の表現を励行する、ゴミを不用意に捨てないなど、誰にでもできること、文字通り「小さな」ところから、無理なく活動することが推奨されました。
防犯に関することでは、個人のできる範囲で、家の周りをきれいに保つ、自治会や町会などで活動するなどが、この「小さな親切」にあたります。
人は一人では生きていけません。つつがない日々の生活を維持するという、個人の(広い意味における)セキュリティを維持するためには、なんらかの形で周りの人々から助けてもらう必要があります。地域のコミュニティ活動につながる「小さな親切」は、現在、防災面でよく言われるようになった「自助・共助・公助」のうち、共助の第一歩となり得ます。
誰もが、無理のない範囲、できる範囲で、自分の周りに関わり合い、良い行いを続ける。「小さな親切」は、世の中全体のセキュリティの種となる活動なのではないかと思います。皆さんも、挨拶や感謝の表現など、自分のできる範囲、無理のないところから、「小さな親切」の運動を始めてみてはいかがでしょうか。
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