ホーム > ホームセキュリティ > 月水金フラッシュニュース > 月水金フラッシュニュース・バックナンバー > ソフトウェアが身代金を要求する
数学が人々の生活に直接役立っている分野に、情報の暗号化があります。暗号化は、情報を機密にする手段として、今を安心して生活するために欠かせない技術となっています。
本来、情報セキュリティのために開発された暗号化技術ですが、現在これを用いた悪意のソフトウェア、マルウェアが猛威を振るっています。このマルウェアは、パソコン内の情報を暗号化して使えなくしたうえで、情報を人質に身代金を要求してきます。身代金(Ransom)を要求するため、ランサムウェアと呼ばれます。
身代金を要求するという特殊な動きをするランサムウェアですが、対策はウイルスなどの一般のマルウェアの場合と同じです。具体的には、適宜公開される新たに発見された弱点(脆弱性)解消のための修正ソフトを使い、基本ソフト、各種アプリケーションを最新状態に保つこと、ウイルス対策ソフトも常に最新にしておくことなどです。不審なファイルは開かない、不審なメールやウェブサイトに注意するなどの操作上の注意も重要です。TPOに合わない挨拶の使い方や「てにをは」など、日本語が不自然な場合には特に警戒してください。
ランサムウェアで暗号化されたデータは、パスワードなしで復旧することは、ほぼ不可能です。そのため、重要なデータはネットワークから独立したメディアにバックアップするなどで、万が一に備えることも考えてください。
【関連情報 pick up!】
安心豆知識 ネット泥棒から自分の財産を守る 便利とリスクは常に裏腹
セコムIS研究所
リスクマネジメントグループ
甘利康文
子どもの安全ブログ | おとなの安心倶楽部 |
女性のためのあんしんライフnavi |