ホーム > ホームセキュリティ > 月水金フラッシュニュース > 月水金フラッシュニュース・バックナンバー > 寒い時節に起きやすい着衣による事故
寒い日が続いていますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。先日、通勤途中で、長いマフラーをなびかせながらバイクに乗っている女性を見かけました。冬の防寒ファッションである長いマフラーは、バイクなどの露出した乗り物に乗る際には、自分が乗っているバイクや、その他の車両などに巻き込まれるリスクが大きいため、非常に危ないと言えます。寒いこの季節、長いマフラーで装う際には、巻き込まれリスクが大きい衣服であることに注意し、リスクが多少なりともある状況では、一時的に外すなどすることが重要です。
他にも、今の時分にリスクが高まる衣服が関係した事故に、着衣着火があります。寒いこの時期、多くの衣服が、防寒のために毛羽立っていたり、たるみを持ったりしています。内部に空気を保つことで暖かさを逃がさないようにするための工夫である、衣服の毛羽立ちや、たるみは、非常に燃えやすい状況でもあることに注意しなければなりません。火を使った調理を行う際やストーブの近くでは、これらの衣服を脱ぐなどして、十分に気をつけるようにしてください。
先日、子ども服の「ひも」による事故を未然防止する観点から、子ども服の日本工業規格(JIS)規格「子ども用衣料の安全性−子ども用衣料に附属するひもの要求事項」が制定されました。服が遊具やエスカレーターなどに巻き込まれる事故を防ぐ目的で、子ども服にひも状の構造を持たせないようにする規格です。
私たちは、日々の生活のうえで起こる事故のうち、ある一定の割合を、衣服に起因する事故が占めていることを覚えておく必要があります。日々の生活で不慮の事故による悲劇を防ぐために、着ているものにも十分な注意が必要なのです。
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