ホーム > ホームセキュリティ > 月水金フラッシュニュース > 月水金フラッシュニュース・バックナンバー > 全国出火率ランキングの1位は?
先日、都内のホテルで火災がありました。このホテルには、残念ながらスプリンクラーが設置されていなかったようで、消防署が到着するまで消火するすべがなかったようです。
全国の火災の件数をみると、やはり東京都が最も多くなっています。しかし、出火率でみると1位ではありません。毎年発表される消防白書にランキングが載っていますが、2014年の火災をみると、東京都は18位となっています。では、どこの県が上位にあるのでしょうか。
右の図は、2014年の都道府県別の出火率を示したものです。人口1万人当たりの出火件数となっており、全国平均は3.4件です。ワースト1位は山梨県の5.1件、2位は群馬県の4.7件となっています。
最下位、つまり火災が最も少ない県は富山県で、2.0件となっています。富山県は、1991年以来連続して最も出火率が低くなっています。ちなみに、山梨県は4年連続の1位です。また、図にはなっていませんが、単位人口当たりの死者数をみると、ワースト1位は秋田県で、次いで鹿児島県、高知県と続き、最も少ないのは神奈川県となっています。それに次ぐ46位が東京都です。
建物火災の原因は、こんろ、たばこが上位となっています。しかし今回のホテル火災では、フロント付近が激しく燃えたとのことで、別の要因も考えられます。このような思わぬ要因としては、コンセントや電灯線などの配線器具、電気装置などがあります。接触不良やほこりが原因となる場合もありますので、定期的にチェックしてみることをお勧めします。また、初期消火が重要です。消火器は必ず用意しておきましょう。
【参考情報】
・片手で操作できるセコムの消火器「トマホークマッハ」
・「電気設備機器による火災に注意!」
・「クリスマスイルミネーション設置の際の注意事項」
セコムIS研究所
リスクマネジメントグループ
濱田宏彰
2014年の都道府県別の出火率
(消防白書をもとに作成)
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