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先日、2015年の犯罪統計が発表されました。刑法犯は109万9048件となり、前年比で9.3%の減少となりました。これで、13年連続して減少したことになります。
都道府県別にみると、石川県を除く、46の都道府県で減少となりました。中でも島根県の減少率は大きく、30.0%となっています。次に減少率が大きいのは、福井県の20.3%で、次いで香川県の18.1%、長崎県の17.5%と続きます。
では、皆さんがお住まいの住宅を狙った、いわゆる泥棒の状況はどうなったのでしょうか。
2015年の住宅侵入盗は4万6091件で、前年比4.2%の減少となっています。都道府県別の増減を右の図に示しました。
赤およびオレンジが対前年比で増加したところ、青および水色が減少したところです。減少となったのは26の都県となっており、2014年の減少県が41の都道府県であったのに比べ、かなり状況が変わってきているといえます。
減少率が高い青で示したところは、佐賀県と秋田県ですが、いずれも30%を超えています。反対に、増加率が高い赤で示したところのうち、30%を超えているのは山形県と愛媛県となっています。
この図をみると、三陸から上越・北陸を抜けて瀬戸内海にかけてのラインと、関東・東海・紀伊半島にかけての太平洋側のラインに、増加した県が乗っているようにも見えます。前出の刑法犯では、ほぼすべての県で減少となりましたが、住宅侵入盗については、状況が変わってきているといえそうです。外出時に加えて、在宅時の施錠励行をお願いします。
【参考情報】
・住宅侵入盗の対策に「セコム・ホームセキュリティ」
セコムIS研究所
リスクマネジメントグループ
濱田宏彰
2015年の住宅侵入盗の
前年比増加率
(警察庁のデータをもとに作成)
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