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自転車同士の事故はこの10年で1.5倍に

   先日、安全な自転車利用のためのガイドラインが、国土交通省と警察庁から発表されました。詳細は割愛しますが、このガイドラインは200ページを優に超える膨大なもので、自転車事故が増加している今の状況を変えるため、交通整備などを今後どのように進めていくかが書かれています。
 また、これに先立ち、自転車の法令遵守についてのアンケートが行われ、自転車に関連する交通事故に遭った、もしくは遭いそうになったという人が4割ほどいたことが分かりました。

交通事故全体の2割は自転車関連
 警察庁のまとめた交通事故の発生状況を見ると、交通事故  全体の件数は、この10年で27%減少しました。しかしながら、自転車事故は必ずしも減ったとは言えない状況です。2001年から2011年の推移を見ると、自転車と歩行者との事故の発生件数は1.6倍、自転車同士の事故の件数は1.5倍に増えています。
 交通事故全体に占める自転車事故の割合を見ると、2001年は18.5%でしたが、2011年は20.8%と僅かですが上昇しています。また、最も多い事故のパターンは出会い頭の衝突で、2011年には7万7000件余り発生しており、自転車事故全体に占める割合は53.6%とダントツです。

左側通行を守っている人は4割
 毎朝の通勤時間帯に街中の自転車の通行を見ていると、ヒヤッとする場面に遭遇します。前出の統計にもありますが、出会い頭での衝突寸前のケースは頻繁に見受けられます。大きな道路では見かけませんが、小さな路地の交差点で多く見かけます。
 先日も、自転車同士の衝突が原因と思われる事故で、高齢の方が救急車で搬送されるのを目撃しました。以前のコラムでも書かせていただきましたが、左側通行を守るだけで出会い頭衝突はかなり減ります。
 ところが、前出のアンケート結果で、「車道は左側を通行しなければならない」という交通ルールの認知度を見ると、右図のように、ルールを守っている方は4割ほどしかいないという状況です。

自転車の走る場所は車道の左側が基本
 今回のガイドラインでは、車道を走る自転車向けに道路整備の方向性が盛り込まれました。確かに、道路整備は重要です。しかしながら、利用する側のルール遵守も大切なことです。信号無視や右側通行、無灯火、並進など危険運転はルール違反であることを認識する必要があります。今後、自転車通行を禁止する歩道も増えるでしょう。自動車を運転するときと同様に標識を確認し、自転車はどこを走るべきか考えながら乗ることが求められます。

(参考)
・安全で快適な自転車利用環境創出ガイドライン (国土交通省、警察庁)
・自転車に係る法令遵守意識等に関するアンケート調査の実施結果について (警察庁)
・データから読む「自転車の事故で最も多いのは出会い頭衝突」

セコムIS研究所
リスクマネジメントグループ
濱田宏彰

「車道は左側を通行しなければならない。」というルールについて当てはまるものは?(自転車に係る法令遵守等に関するアンケート調査から、警察庁)

「車道は左側を通行しなければならない。」
というルールについて当てはまるものは?
(自転車に係る法令遵守等に関する
アンケート調査から、警察庁)

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