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昨日、10月23日は二十四節気の霜降でした。これから、季節は徐々に冬に向かっていきます。ついこの間まで、「暑い、暑い」と言っていましたが、さすがに最近はそんな言葉は減ってきました。
寒くなってくると、暖房の登場です。みなさんのご家庭では、どんな暖房器具を使われていますか。一年中、エアコンをお使いの方も少なくないと思います。しかし、昨年の東日本大震災にともなう停電で、電気がなくても暖を取ることが可能なストーブを準備された方もいらっしゃるのではないでしょうか。
夏に比べ、冬の火災は多くなる
暖房器具の使用とともに、冬は火災の発生件数が増えます。
右上の図は、最近5年間の月別の建物火災件数の平均値の推移です。10月以降、徐々に増えていくことが分かります。
また、昨年一年間の建物火災の出火原因は、こんろがトップで、次に、たばこ、放火、ストーブと続きます。これらの3カ月毎の発生件数を見ると、右下の図のようになります。いずれの件数も、冬にかけて多くなっており、特にストーブが原因の火災発生件数の増加は顕著です。
電気ストーブも要注意
ストーブを分類すると、灯油やガスなどといった火を使うものと、電気を使うものに大きく分かれます。電気は火を使わないから安全だとよく言われますが、使い方次第では火災になる危険性は十分にあります。
また、電気コードの扱いにも注意が必要です。電気ストーブは一度に大量の電気を使用します。コードの上に重いものを載せたり、机の脚で踏むなどして、コードに無理な力が加わると、その部分がショートして、場合によっては火災に発展してしまいます。また、コードを束ねたまま使うことも同じように危険です。取扱説明書の注意書きを守って使うようにしましょう。
火の元用心
空気が乾燥してくるこれからの季節は、火の取り扱いに気をつけることが何より肝心です。家の周りに落ち葉がたまってしまうこともあると思います。そのようなところにたばこの吸い殻を投げ捨てられたり、落ち葉自体に放火されたりしたら一大事です。火の元になりそうなものは早急に片づけることも火事を起こさないための最大のポイントです。
(参考)
・データから読む「決して他人事ではない電気火災」
・安心豆知識「電気の配線による火災に注意」
・万が一の火災にすぐ気がつくために「セコムの住宅用火災警報器」
・万が一の火災をすぐに消し止めるために「セコムの消火器」
セコムIS研究所
セキュリティコンサルティンググループ
濱田宏彰
建物火災の月別件数の推移
(2007〜2011年の平均
消防庁資料をもとに作成)
主要な火災原因の季節別発生件数
(2011年 消防庁資料をもとに作成)
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