ホーム > ホームセキュリティ > 月水金フラッシュニュース > 月水金フラッシュニュース・バックナンバー > 泥棒が活動するのは何時?
泥棒のターゲットは、商店や事務所、病院、学校などさまざまですが、もっとも多いのはみなさんがお住まいになっている住宅です。割合にすると半数以上が住宅となっています。
昨年の住宅侵入盗の件数は、まだ発表になっていませんが、おおよそ6万7000件程度と思われます。今年で8年連続で減少となります。減少しているからといって、油断しないでください。ちょっとした油断のためか、かつてはガラス破りがもっとも多い手口でしたが、近年は無施錠の扉や窓から侵入する手口がトップになることが多くなっているような気がします。
昼の12時以降に多くなる空き巣
住宅侵入盗は、空き巣、忍込み、居空きという3つの手口の合計としています。これらの手口の発生時刻について見てみましょう。
右の図は、上から空き巣、忍込み、居空きの時刻別発生件数を示しています。お昼前後から深夜にかけて多いのが空き巣、午後10時くらいから午前6時くらいに多いのが忍込みです。また、空き巣より件数は少ないものの、ほぼ活動時刻は似ているのが居空きです。これらを見ると、午前6?8時の朝の出かける準備の時間帯以外は、ほとんど侵入されていることが見て取れます。
留守を守るにはしっかりと施錠
泥棒は、深夜こっそりと"仕事"をすると思われている方も少なくないのではないでしょうか。ところがそうでもないのです。住人に見つかることなくこっそりと侵入するには、住人が留守の時が都合がよいのです。事務所や店舗と異なり、住宅は夜間に不在になるということは多くありません。そのため日中に空き巣が増えることになります。泥棒の多くは留守で、かつ、すきのある住宅を探しています。仕事や学校などで留守にする場合は、補助錠などを活用し、すきを見せずにしっかりと施錠をすることが重要です。
(参考)
・データから読む「窓から侵入する泥棒の手口を知る」(2011年12月28日)
・データから読む「玄関を狙った泥棒のうち75%が労せず侵入した」(2010年12月29日)
・安心豆知識「安全対策に油断は禁物」(2011年10月03日)
セコムIS研究所
セキュリティコンサルティンググループ
濱田宏彰
住宅侵入盗の時刻別発生件数(警察庁2011)
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