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津波によって海につながった浜名湖

 猛烈な暑さをもたらした今年の夏でしたが、処暑を過ぎて、次第に暑さの勢力が落ちてくれることを期待したいものです。さて、明日の8月25日は、「明応の東海地震」が起こった日です。明応の元号を見てもピンと来る方は少ないと思いますが、今から510年ほど前の戦国時代のことになります。

 これまでに何度も東海・東南海・南海地震は発生しています。直近では1944年と1946年に東南海・南海地震が、その90年前の1854年に安政地震、さらに147年前の1707年に宝永地震、さらに102年前の1605年に慶長地震、そしてさらに107年前に1498年に明応地震があったとされています。

太平洋とつながった浜名湖
 明応7年(1498年)8月25日に起こった地震では、房総半島から紀伊半島にかけての沿岸地域に津波による被害がありました。この時、紀伊半島以西の南海地震も連動したのではないかともいわれています。
 津波の影響は広範囲に渡り、鎌倉の大仏殿が津波によって倒壊し、現在のように屋外に坐する大仏になったり、紀伊半島の紀の川の流れが変わったりしました。うなぎで有名な浜名湖は、この津波がきっかけで海につながったといわれています。津波の高さは最大15m、死者は4万人とも5万人とも推定されます。

前回の東海地震から157年
 先に示しましたように、東海・東南海・南海地震は明応地震以来、短くて90年、長くて147年という間隔で発生しています。前回の1944年の東南海、1946年の南海地震からは60数年しか経っていませんが、このとき東海地域は崩れていません。
 つまり、1854年の安政地震以来、東海地域では大きな地震が起こっていません。もしかしたら、相当なエネルギーが蓄積されているかもしれません。明応地震の時のように、また東日本大震災の時のように、巨大な津波が発生しないとも限りません。

被害を想定しておく
 今回の東日本大震災では、“想定外”という言葉をよく耳にしました。しかし、地震による被害を想定しておくことが、“想定外”をなくし減災につながると思われます。例えば、タンスや本棚の転倒防止のための対策をしておくことなど、いつ地震が来ても大丈夫な態勢を整えておくことが大切なのではないでしょうか。まもなく、9月1日の防災の日もやってきます。ご家族で防災について、いろいろお話をしてみてください。

(参考)
・いつか来る東海地震とは何か、そして“減災”という考え方

・地震を“モシモ”ではなく“イツモ”の視点で考える「地震ITSUMOプロジェクト

セコムIS研究所
セキュリティコンサルティンググループ
濱田宏彰

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