ホーム > ホームセキュリティ > 月水金フラッシュニュース > 月水金フラッシュニュース・バックナンバー > 防災週間にあたり、東日本大震災を振り返る
いよいよ明日からは9月です。お子さんの夏休みの宿題は終わりましたでしょうか。筆者もかつて、夏休みの最終日は徹夜で宿題をやっていたのを思い出します。
明日の9月1日は「防災の日」ですが、その前後の8月30日から9月5日は防災週間となっています。防災について考えるには良い機会だと思います。
東京消防庁が、東日本大震災発生時における都民の行動調査を行っています。あの震災が起こったときに、皆さんはどのような行動を取りましたか。少し思い返してください。
東日本大震災を恐いと感じた都民は9割。
東京消防庁では、東日本大震災を含めて、最近8回の大きな地震との比較を行いました。それによると、地震の感じ方として、東日本大震災が「恐ろしかった」と回答した方は9割近くになっています。
これは、他の地震に比べても高くなっています。また、火を使っていなかった人や火を消さなかった人の行動を示したものが右の図です。これを見ると、「テーブルなどの下に身を伏せた」と回答した方は、他の7つの地震では3.8%であったのに対して、東日本大震災は15.1%と高くなっています。
一方で、「外へ逃げた」と回答した方は、他の7つの地震では3.0%であったのに対して東日本大震災は15.7%と、こちらも高い数値となっています。建物の倒壊などを考えると、飛び出したくなる気持ちも分かります。
しかし、大きな地震の際は、急に外に飛び出すことは危険です。高い建物などからの落下物などでけがをする事も考えられます。揺れがおさまるまでは、テーブルの下などで身の安全を確保することが最も大切です。
防災訓練は毎回参加しましょう。
地震発生時のことではありませんが、防災訓練への参加状況についての質問もされています。それによると、「2回以上ある」という方が60%、「1回ある」「ない」という方がそれぞれ20%となっています。
つまり、4割の方が1回以下の参加となっています。また、「2回以上」の中でも、20年住んでいて2回なのか、2年住んでいて2回なのかはわかりません。防災訓練は定期的に参加してこそ、いざというときに効果を発揮できるものです。なるべく、毎回参加していただき、ご近所の方々とのコミュニケーションを密にしていただきたいと思います。
(参考)
・東日本大震災に伴う地震時の都民の行動調査の実施結果について
・地震に対する10の備え
・セコムが選んだ防災用品「セコム・スーパーレスキュー」
セコムIS研究所
セキュリティコンサルティンググループ
濱田宏彰
地震発生時の行動(東京消防庁)
(東日本大震災とその他7回の地震の比較)
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