ホーム > ホームセキュリティ > 月水金フラッシュニュース > 月水金フラッシュニュース・バックナンバー > 新居探しでは、カギにも注意
早いもので、今年も明日からもう3月。就職や入学、転勤などで4月から新生活を迎える方々の、新居探しのシーズンとなります。今回は、新居を決める前にチェックしたいカギのセキュリティ対策について考えてみたいと思います。
・部屋のカギは交換されていますか?
築年数が経っている部屋では、使われているカギが旧式で、ピッキングなどの不正解錠に弱いことが多くあります。その部屋の昔の住人が、合鍵を持っていることも考えられます。
お気に入りの部屋を見つけたら、部屋を借りる契約をする前に、前の住人が退去した後にドアのカギが交換されているかどうかを、必ず確認することです。もし交換されていない場合は、交換をお願いしてください。
・そもそも「カギ」とは?
ここで「カギ」と言っているものは、正確には「錠前」と呼ばれ、ドアについている「錠(Lock)」と、その錠を施解錠するための持ち歩ける操作具、すなわち「鍵(Key)」がセットになったものです。カギの交換といっても、たいていの場合、錠全体を交換する必要はなく、錠と鍵との適合を判断する機構である「シリンダー」部を交換すれば大丈夫な場合がほとんどです。(鍵穴の周りのドアから出っ張っている部分がシリンダーです)
・交換は不正解錠対策にも有効
最新のシリンダーは、鍵穴に特殊工具を挿入して不正解錠を行う「ピッキング」に対応しています。そのため、シリンダーの交換は、過去に作られた合鍵による不正侵入に対応するだけでなく、ピッキングによる侵入対策にもなります。シリンダー交換の際には、錠全体が、シリンダー奥のドア内部に隠れたメカ部を操作する不正解錠の手口(カム送り解錠、バイパス解錠)への対応がなされているかの点検も忘れずに依頼してください。
・補助錠設置も有効
マンションなどは、共同玄関のオートロックを開ける関係で、部屋のカギを交換できない場合が多くあります。こういった場合は、自室のドアに、メインの錠とは別に、もう一つの錠として補助錠の設置を依頼することです。補助錠を設置すると、大家さんは、入居者が変わるたびにこれのシリンダーを交換するのみでよくなります。
・ドアノブの鍵穴、見えるかんぬきに注意
入口ドアのドアノブに鍵穴がある錠は、不正解錠に対して特に弱いため、もしこれが付いていた場合、カギ全体を交換する、補助錠を設置するなどの対応を要請してください。また、施錠の際ドアから飛び出る「かんぬき」(デッドボルト)が、外から見える場合、泥棒にとっては恰好の攻撃対象になりますので、ガードプレートを取り付けるなどの対応が必要です。
・カギの対策は大家さんにも大きなメリットに
今回紹介したカギへの対策を行うことで、その部屋のセキュリティレベルが上がり、建物の価値向上につながるため、大家さんや、不動産業者にとってもメリットがあります。
カギへのセキュリティ対策については、良心的な大家さん、不動産屋さんであっても、気づかずに対策がなされていない場合もあります。新居を探し、借りる契約を行う場合には、ぜひ確認してみてください。また、念のために、大家さんに、合鍵の管理についても確認し、必要ならば契約書にその管理の方法について付記してもらうことです。
住居のドアに設置されたカギは、その住居で生活する人の財産や命を守るための、文字通りの「キー」となります。念には念を入れても、入れすぎということはないのです。
(参考)
・安心豆知識「不正解錠『ピッキング』の対策」(2009/3/16)
・安心豆知識「不正解錠『カム送り解錠』の対策」(2009/3/23)
・安心豆知識「不正解錠『サムターン回し』の対策」(2009/3/30)
・セコム・ホームサービス(「カギの安全対策」メニュー)
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