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第314回 ひとり暮らしの女性が自分を守るために。窓ガラスの地震対策

8月30日~9月5日は防災週間です。
ひとり暮らしの女性も、この機会に自分の住まいの地震対策に目を向けたいですね。
過去の大地震では、建物が倒壊を免れても、窓ガラスが割れて負傷するなどの被害が多く発生しています。
窓ガラスの地震対策をすることは、自分を守ること。
今回は、窓まわりの商材を扱っているセコムウィン㈱の方に、窓ガラスの地震対策についてアドバイスを聞いてきました。

2020.9.2更新

わが家の窓ガラスは安全?

Q
地震で窓ガラスが割れやすくなる理由を教えてください。
A
地震により窓ガラスを収めている枠がゆがみ、ガラスがたわんで耐え切れなくなると、割れてしまうことがあります。
また、外部から飛んできたものや、内部で倒れた家具などが当たって割れることもあります。
割れたガラスの破片が飛んできたり、触ったり踏んでしまったりすると、大けがを負うこともあり、大変危険です。さらに、窓ガラスが大きく破損した場合、雨風や屋外からの飛来物を遮るものがなくなるため、その後の浸水被害や侵入被害につながってしまうこともあります。
このような2次被害を防ぐためにも、窓ガラスの地震対策を講じておくことをおすすめします。
Q
自分が住んでいる部屋の窓ガラスの安全性は、どうやって確かめれば良いのでしょうか。
A
住宅用の窓ガラスにはいくつかの種類があります。

(1)防犯ガラス・防犯合わせガラス
一定時間の衝撃にも耐えられるとされるガラスのことで、「防犯ガラス」「防犯合わせガラス」などと書かれたレーザー刻印やシールなどが貼られていることが多いです。
簡単には物が貫通しにくい構造のため、飛散しにくく地震対策としても適しています。
さらに、「防犯ガラス」「防犯合わせガラス」のなかには、防犯性能が高いと認定された建築用部品に表示されるCPマークが付いているものもあります。

(2)網入りガラス
「防火ガラス」と言って、網が入っているため、火事の際に飛散しにくいガラスですが、割れると切り口が鋭い形になります。防犯ガラスとは異なりますので注意しましょう。

(3)強化ガラス(TEMPERガラス)
車のサイドガラスなどにも使われており、破損すると細かい粒状に粉砕する特徴があります。元々硬く作られたガラスですが、ピンポイントで衝撃を受けると簡単に割れてしまうので、地震対策に適した窓ガラスとは言えません。

安全性を最優先するのであれば、窓ガラス自体を交換するのが最も効果的。「防犯ガラス」や「防犯合わせガラス」にすれば、ガラス自体の強度も強く、飛散防止も期待できます。

賃貸物件でも備えやすい対策は「窓ガラスフィルム」の施工

Q
ひとり暮らしの女性の場合、賃貸マンションやアパートに住んでいることが多いので、窓ガラスの交換は難しそうです。
A
賃貸物件の場合、まずは管理会社や不動産会社に相談してみましょう。
窓ガラス自体の交換ができない場合や、費用面で難しい場合、窓に貼る「防犯フィルム」や「飛散防止フィルム」がおすすめです。
ガラスに貼り付けて飛び散りにくくするもので、窓ガラスだけではなく、ガラス面の多いインテリア家具や食器棚などにも施工することができます。

ガラス用フィルムの種類はさまざまですが、目的に合わせて最適なものを選ぶことが大切。ただし、網入りガラスに日差しを弱める目的で色の付いたフィルムを貼ると、熱割れ(=ガラスの温度上昇により、膨張してアルミサッシとの境目からヒビ割れが発生する自然現象)を起こすことがあるので、注意してください。
また、凹凸がある半透明のガラスは、フィルムが密着できずに剥がれやすいため、貼付できないこともあります。
Q
地震対策にはどんなフィルムを選べば良いのでしょうか?
A
地震対策であれば、0.08㎜以上の厚さがあるフィルムを選ぶと良いでしょう。外貼りタイプのものは紫外線などで劣化が早まることがあるので、室内貼りタイプのほうが良いです。

窓ガラスにひびが入る程度の損壊に備えるなら0.35mm程度の「飛散防止フィルム」で十分ですが、飛来物(小枝程度)が貫通しないくらいの強さを求めるなら、厚さが0.36mm以上ある「防犯フィルム」を選ぶのがおすすめです。

地震対策の窓ガラスフィルムを貼るポイント

Q
窓ガラスのフィルムを自分で貼るのは難しそうですね。
A
フィルムは、窓ガラス全体に貼ることで効果を発揮します。
自分で貼ることもできますが、専門的な道具が必要なことと、フィルムとガラスの間に気泡が入ると、見栄えが.悪いだけでなく劣化が早まることもあるので、できれば専門業者に施工をお願いした方が良いでしょう。
費用面などで全部の窓への検討が難しい場合は、寝室、リビング、洗面所、トイレ・・など、自分で不安な窓から優先順位をつけて検討してみてください。
Q
一度窓ガラスにフィルムを貼り付けたら、ずっと安心なのでしょうか?
A
フィルムにコーティングされている糊の成分が劣化してくるため、フィルムメーカー団体ではおよそ10年が経過したら貼り替えを推奨しています。貼ったフィルムを自分で剥がそうとすると、糊が残ったり、窓のガラスたわんで割れたりする可能性もありますので、できれば専門業者に依頼してきれいに剥がすことをおすすめします。
賃貸物件の場合は、退去の際にも、必ず管理会社や不動産会社に相談してください。
Q
フィルムを貼ること以外に、自分でできる窓まわりの地震対策はありますか?
A
まず、窓付近にはできるだけ大きな家具や倒れやすいものを置かないようにしましょう。部屋のスペースの問題で、どうしても配置せざるを得ない場合は、家具を天井や床などにしっかりと固定することが大切です。
また、寝ている場所のすぐそばに窓がある場合は、カーテンをしっかり閉めて就寝すること。万が一、地震などで窓ガラスが割れたときに、破片が飛び散って体に降りかかるのを少しでも防ぐためです。
さらに、枕元にはスリッパや靴、革製手袋、懐中電灯などを用意しておくと、万が一の際に、割れたガラスを直接触ったり踏んだりするリスクを減らすことができます。

また、地震発生時には、窓ガラスや大きな家具、照明器具の直下からは極力離れるようにしたいですね。地震の被害を最小限にとどめるには、日ごろの備えと意識付けが大切です。

* * * * * * * * *

「窓」は生活における快適性を左右する場所です。
防災、防犯、費用面、対策する場所の優先順位などをよく考えて、自分のライフスタイルにあった安全対策をすることが肝心です。

まずは、自分が住んでいる部屋の窓ガラスがどのような種類なのか、対策したほうが良いのかなど、「窓の安全性」に目を向けてみましょう。
防災週間をきっかけとして、備蓄品をチェックしつつ、お部屋の防災対策も見直して、いざというときに身の安全を守れる住環境をつくってくださいね!
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厚み約0.36mmの強靭な防犯フィルムで、窓ガラスが割られても、簡単に貫通することを防ぎます。災害対策に活用できるほか、98%以上の紫外線もカットしてくれます。窓ガラスの大きさに合わせて、専門のスタッフが施工するので、とてもきれいに仕上がります。

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