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110番通報が多いのはどの都道府県?

最初は「1110番」だった地域も
 
先日、1月10日は「110番の日」でした。これは単なる語呂合わせで、110番通報制度ができた日付とは関係ないそうです。ちなみに、110番通報制度ができたのは、1948年10月1日です。当初は、東京や大阪などの大都市のみでスタートした制度のようです。それまでは、駐在所や派出所に通報し、そこから警察署、県警等の順でつないでいったとのことですが、通報者が直接警察に電話できる仕組みができたのです。また、かける番号は定まっておらず、110番は東京で使われたものの、ほかの大阪や神戸、京都などでは「1110番」だったそうです。

昼は交通事故、夜は犯罪関連の通報が多い
 
警察庁の統計によると、2017年に受理した110番通報は901万4918件ありました。そのうち、携帯電話からの通報は655万2865件で、全体の72.7%となっています。この統計を始めて表記した1992年の警察白書には、3.4%と記されています。以降、2000年くらいまで急激に増加し、その後増え方は多少緩やかになったものの、2002年には50%を超え、今後もますます増加するものと思われます。
 上の図は警視庁の統計ですが、時間別に見た通報件数の状況です。16時頃から20時頃の通報が多くなっています。その通報内容の分類を見ると、日中は交通事故などの通報が多く、夜間は泥棒などの犯罪の通報が多くなっています。また、受理した通報のうち、いたずらや間違いなどを除いた「有効件数」の割合(有効率)を示す折れ線グラフを見ると、日中に比べて深夜帯の通報は有効性が高く、本当の事件や事故である可能性が高いようです。

全国一は沖縄県
 
下の図は各都道府県の人口10万人あたりの110番通報の状況を示したものです。最も多いのは沖縄県の1万1200件で、次いで東京都の1万200件、大阪府の8900件、京都府の8800件、愛知県の8600件と続きます。沖縄県が1位なのは意外ですが、観光客が多数来訪するために、事件や事故が多いのかもしれません。4位の京都府も同様と考えられます。また、会社などが多数ある東京・大阪・名古屋を含む都府県も、事件や事故に伴う110番通報が多いのではないかと推察されます。

緊急時以外は#9110番に
 
事件や事故などの緊急の場合など、警察官にすぐに来てほしい時は110番にですが、悩みごとや心配ごとなどで警察に相談したい時は、#9110番にかけるようにしましょう。110番にかけてしまうと、緊急を要する案件への対応の妨げになることもあります。警視庁の場合、18秒に1件という割合で110番通報の電話を受理しています。まさに、ひっきりなしに受理している状況です。不要不急の場合には別途用意されている相談窓口専用の番号にかけてください。火災や救急の場合にかける「119番」も同様です。緊急を要さない、救急相談などの場合は「#7119番」にかけるようにしましょう。

セコムIS研究所
リスクマネジメントグループ
濱田宏彰


時間別の110番通報の件数と有効率
(警視庁の資料を基に作成)


人口10万人当たりの110番通報件数
(警察庁の資料を基に作成)

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