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日本損害保険協会から、2017年11月の自動車盗難事故実態調査の結果が発表されました。この調査は、毎年11月中に発生した保険金支払い事案を対象に、この時期に発表されています。
今回は、「車両盗難」が278件、「車上ねらい」が577件。前年比でそれぞれ7.3%減、26.8%増となっています。
1件当たりの保険金支払額をみると、「車両盗難」については253万円で、近年上昇傾向が止まらない状況です。また、「車上ねらい」については35万円となっており、この数年横ばいが続いています。
盗難にあう車、不動の1位は・・・
車両盗難のランキングでは、4年連続でプリウスが1位。2位がランドクルーザー、3位がハイエースとなっており、ここまでの上位3位は4年連続顔ぶれが変わっていません。
昨年4位のアクアは7位に後退し、代わって昨年5位のレクサスが4位になっています。近年の傾向は、特定の車種に集中しており、上位4車種だけで全体の半数を超えています。また、1位のプリウスに至っては全体の22.3%と、5台に1台の割合とかなり高くなっています。
盗難の多い都道府県は
地域別の盗難状況をみると、1位は大阪府の58台、2位は愛知県の56台、3位は茨城県の38台と続きます。ここまでの上位3府県で全体の半数を超えています。
これを、自動車検査登録情報協会の自動車保有台数で割ってみたものが右の図です。乗用車と貨物車の合計を用いて盗難率を計算したものが赤い折れ線グラフです。青の棒グラフは盗難台数そのものを示しています。
これをみると、盗難台数では3位の茨城県が、盗難率では2位に上昇しています。また、盗難台数6位の栃木県が盗難率では4位。
盗難台数が多い地域・狙われやすい車種の方は注意を
この調査は今回で19回目ですが、大阪、愛知、茨城、埼玉、千葉、神奈川はこの10年ワースト10から漏れたことはありません。また、今回ワースト10には入らなかった東京、兵庫も、ワーストランキング上位の常連です。
これらをまとめると、大都市圏の盗難台数が多く、それ以外では北関東が最近多くなっているようです。これらの県にお住まいで、かつ前出したような車種にお乗りの方は、二重三重のセキュリティ対策が必要と言えそうです。
(参考)
自動車盗難に遭ってしまった場合に備えて
位置情報提供サービス「ココセコム」
セコムIS研究所
リスクマネジメントグループ
濱田宏彰
車両盗難多発都道府県の保険金支払件数とその割合 |
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