ホーム > ホームセキュリティ > 月水金フラッシュニュース > 月水金フラッシュニュース・バックナンバー > 防災の日に、保険・共済の見直しを
きょう8月30日から9月5日までの1週間は防災週間です。防災意識の向上や訓練などの促進のため、さまざまなイベントが各地で催されます。
「天災は忘れた頃にやってくる」と言いますが、今年も災害がいくつか発生しています。記憶に新しいところでは、6月から7月にかけての九州北部豪雨では、大きな被害が発生しました。先週は、秋田県でも河川の氾濫がありましたし、北陸でも記録的な大雨が観測され、各地で被害が発生しました。また、昨年の熊本地震の余震とみられる地震も続いています。
このような災害で、被災した場合に、生活の再建に大いに役立ってくれるのが住宅や家財の保険・共済です。
防災白書によると、持ち家住宅の保険や共済の加入率は、火災保険は82%と高くなっていますが、水の災害までを補償するタイプは66%と下がっています。さらに、地震による被害までを補償するタイプでは半数を割り込み、49%まで下がっています。保険料を抑えるために、水災補償を外した火災保険にしたり、地震保険に加入しなかったりという方が相当数いらっしゃることがわかります。
今回の防災白書では、金銭的な対策の重要性としてのリスクファイナンスについての記述が盛り込まれています。「住宅再建の困難さから再起意欲や将来への希望をなくすなどの課題もある。こうした被災による経済的損失を速やかに回復するためには、保険・共済などのリスクファイナンスを活用した備えが大切である。」と書かれています。
リスクマネジメントの基本は、万が一の事態に遭わないようにすること(リスクコントロール)、万が一の場合にお金に困らないようにすること(リスクファイナンス)、万が一の場合に被害が拡大しないようにすること(クライシスマネジメント)、の3つです。どれが欠けても安定した生活は送ることができません。防災の日を機会にリスクファイナンスの部分(保険)の見直しをしてみてください。
【参考情報】
・リスクファイナンス(セコム防犯・防災用語集)
・リスクマネジメント(セコム防犯・防災用語集)
セコムIS研究所
リスクマネジメントグループ
濱田宏彰
持ち家世帯の保険・共済の加入割合(防災白書2017年版)
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