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ガラスを破らなくても窓から侵入できるようになるのか?

 警察庁の2016年の犯罪統計は、今年の2月に発表になりましたが、より詳しい統計資料が先日発表になりました。住宅侵入盗がどこからどのように侵入したのかが載っています。
 以前、警視庁の統計が発表になった際に、東京都の傾向として、無施錠箇所からの侵入の割合が増加したことが読み取れましたが、今回の全国統計からも同様の傾向が見て取れます。特に、集合住宅での増加が大きくなっています。

 図は、侵入手段と侵入箇所をクロス集計したものを用いています。戸建住宅では、窓のガラス破りが最も多く、次いで窓の無施錠、玄関の無施錠と続きます。4階建て以上の集合住宅では玄関の無施錠が、3階建て以下の集合住宅では窓のガラス破りが最も多くなっています。これらの順位をみると、前年とほぼ同じ傾向となっています。

 ところが、前年と比べて大きく増加しているものもあります。そして、それは必ずしも1位の手口ではないようです。
 4階建て以上の集合住宅については、1位の玄関の無施錠が相変わらず増えていますが、戸建て住宅と3階建て以下の集合住宅については、2位の窓の無施錠が大きく増えています。いずれも3ポイント以上の増加となっています。近いうちに、窓のガラス破りを抜いて、1位2位の逆転劇があるかもしれません。
 また、集合住宅については、玄関の合かぎによる侵入も無視できない大きさとなっています。施錠励行と併せて、カギの管理にも注意してください。植木鉢の下などでの置きカギはもってのほかですが、キーホルダーなどにカギをそのままぶら下げて見える状態で出歩くこともやめていただきたいと思います。

セコムIS研究所
リスクマネジメントグループ
濱田宏彰




住宅形態別の侵入手段・侵入箇所別の割合(2016年、警察庁の資料をもとに作成)

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