ホーム > ホームセキュリティ > 月水金フラッシュニュース > 月水金フラッシュニュース・バックナンバー > 「途中ねらい」という手口をご存知ですか?
先日、金融機関から出たところで、高額の現金が入ったスーツケースを奪われるという事件が発生しました。被害者にけがを負わせて奪っており、手口としては強盗になると思われます。
銀行などで現金を下ろした後は、今回のケースのように、誰かが狙っている可能性がありますので注意が必要です。よく知られた手口としては、「ひったくり」「すり」「置引き」がありますが、「途中ねらい」という手口も気を付けてください。
途中ねらいとは、前記のように銀行などでお金をおろした後に、声をかけるなどして注意をそらしておいたところで、金品を盗む手口のことです。わざとお金をばらまいて、「お金を落としましたよ」と声をかけたり、「服が汚れていますよ」と親切そうに声をかけたりして、気をそらしておいたところで、現金やキャッシュカードなどを奪っていくという、手の込んだやりかたを仕掛けてきます。
途中ねらいは件数としては多くはありません。図は、最近の途中ねらいとひったくりの件数の推移ですが、ひったくりの100分の1のレベルとなっています。多くはないとはいうものの、ATMや銀行窓口などで現金を引き出すシーンを、狙っている犯人も存在します。あとを付けられて現金を奪われたり、暗証番号を盗み見ていた犯人がキャッシュカードを奪ったりという被害は十分に考えられます。ひったくりやすりに加えて、途中ねらいという手口があることを知っておいていただきたいと思います。
ゴールデンウィークに海外に旅行に行かれる方も気を付けてください。親切に声をかけてくる人には注意してください。ちょっとした隙を狙って、財布やカバンなどを奪っていく犯人もいるのです。
【参考情報】
・GPSで大切な荷物を見守る「ココセコム」(位置情報提供サービス)
・大切な荷物が見つかった事例
セコムIS研究所
リスクマネジメントグループ
濱田宏彰
途中ねらいとひったくりの件数の推移(警察庁)
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