ホーム > ホームセキュリティ > 月水金フラッシュニュース > 月水金フラッシュニュース・バックナンバー > 11月21日はインターネット記念日
1969年11月21日、インターネットの元型といわれるARPAネットの実験が米国で始まりました。それにちなんで、本日11月21日は、世界でインターネット記念日とされています。
米国の国防総省の部局、ARPA(Advanced Research Projects Agency: 高等研究計画局)の主導で複数の大学や研究所にあるコンピューターが相互接続されて、お互いの間で情報通信をする実験が行われたのです。複数のコンピューターを有機的に接続したネットワークを作ることで通信経路を分散させる実証実験でした。何かあった際に通信経路を迂回させ、通信を途切れさせないことを目的として行われたものでした。
インターネットはこのようにして産声をあげ、やがて大学や研究機関などの間を結ぶ学術的なネットワークとして発展、さらに商用利用されるにいたって、今や世界中に普及、生活に欠かせない存在となっているのは、皆さんのよく知るところです。
初期のインターネット上を流れる情報は丸見えでした。情報セキュリティは考えられておらず、機密情報のやりとりには向いていなかったということです。それが、暗号化などの機密性確保の技術が開発され、機微な情報を扱えるように進化したのが今のインターネットです。今では、ネットバンキングなどは当たり前に行われていますが、これは多くの人々の努力による技術進歩の賜物なのです。
インターネットでは、SNSなどを使って「誰でも」「簡単に」情報を発信することができます。好ましくない情報を公開するなどの不適切な行為も簡単にできるということです。これらの問題は、技術的対策だけでは解決できません。これは、法人、個人を問わず、ネットを利用する全員に投げかけられている大きな課題だといえるでしょう。
これからの情報セキュリティは、情報を流す技術基盤としてのネットのセキュリティに限らず、「情報そのものの使い方」に関する意識改革や、そのための方法に踏み込んでいく必要があるのではないかと思います。
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