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9月5日は、数字のゴロ合わせから「クリーン・コール・デー」。石炭をきれいに使う技術を促進するために設けられた日だそうです。
石炭は、エネルギー効率の良いエンジンなどの内燃機関で使いづらい、運搬・貯蔵などが不便、燃やした時に発生する有害物質が多いなどの理由により、エネルギーの主役の座を石油にとって代わられています。一方、最近になって、これらの欠点を補う技術が開発されることで、石炭は古くて新しいエネルギー源として見直されてきています。実は日本は、石炭をきれいに効率良く使う技術で、世界の最先端をいっています。
石油、石炭をはじめとしたエネルギーは、現代社会を維持していくうえで欠かせないものです。今を生きる私たちの毎日において、さまざまな活動が、さまざまな形態のエネルギーが、うまく組み合わされて機能する基盤の上に成り立っているからです。
現代社会は、エネルギーなくしては一瞬たりともその機能を維持することはできません。エネルギーの安定供給が、「つつがない日々が続くこと」という、広い意味でのセキュリティを維持するために欠かせないということです。セコムの業務用セキュリティシステムは、世の中にエネルギーを供給するための多くの設備や施設を見守ることで、その安定供給に貢献、現代社会の基盤を支える役割を担っています。
石油の供給は、その埋蔵地域の偏りから世界の政治情勢などの影響を大きく受けます。一方、石炭は、多くの国や地域に分散して存在することから、その供給が世の中の情勢に影響を受けにくいという特長があります。この観点から石炭は、比較的安定的に供給される、セキュリティレベルの高いエネルギー源だと言えます。
その意味で、石炭をクリーンに有効活用する技術を促進することは、私たちの生活を足元から支える「現代社会のセキュリティ」と言えるのではないかと思います。
セコムIS研究所
リスクマネジメントグループ
甘利康文
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