ホーム > ホームセキュリティ > 月水金フラッシュニュース > 月水金フラッシュニュース・バックナンバー > 在宅時の侵入が3割を突破
前回に引き続き、2015年の住宅侵入盗についてみてみます。全国平均では、件数そのものは減少していますが、県別にみると、減少県26に対して、増加県21となっています。
住宅侵入盗の手口別にみると、"空き巣"と"居空き"は減っているものの、"忍込み"は増えています。これにともない、住宅侵入盗に占める"空き巣"の割合は68.2%となり、初めて7割を切りました。
右の図の緑色の棒グラフは、最近10年の在宅時の侵入の割合の推移を示したものです。これまでの最高は、2011年の30.0%でしたが、2015年は30%ラインを突破し、31.8%となりました。
内訳は、住人が就寝中に侵入する"忍込み"が26.6%、日中など住人が生活している時に侵入する"居空き"が5.2%です。青い折れ線グラフで示した"居空き"については、ほぼ横ばいですが、赤い折れ線グラフの"忍込み"は初めて25%を超えてきました。
全ての県の統計を精査したわけではありませんが、この在宅時侵入の割合は、県によっては40%を超えているところもあるようです。
留守にするときは施錠をしていても、在宅中は鍵をかけないという方もいらっしゃると思いますが、泥棒はそこを狙っているのです。
昨今の情勢をかんがみると、外出時はもちろんのことですが、在宅時こそ施錠を心がけるべきという状況になってきています。特に、住宅侵入盗の件数が前年比増となった県については、十分注意していただきたいと思います。
【参考情報】
・データから読む「全国規模でみると住宅侵入盗は減少したが・・・」
・データから読む「住人の在宅中を狙うドロボウが増加中」
・在宅時のセキュリティもに対応「セコム・ホームセキュリティ」
セコムIS研究所
リスクマネジメントグループ
濱田宏彰
在宅時の住宅侵入盗の割合
(警察庁の資料をもとに作成)
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