ホーム > ホームセキュリティ > 月水金フラッシュニュース > 月水金フラッシュニュース・バックナンバー > マイナンバーを聞き出そうとする詐欺が急増中
皆さんのご家庭には、マイナンバーの通知カードは届きましたか。来年1月から、税、社会保障、災害対策の3つに限定して運用がスタートします。
とはいっても、何に使えるのか、何のメリットがあるのかなど、いまひとつピンとこない方も少なくないのではないでしょうか。しかし、国民全員に関係する大切な番号なのです。ですから、基本的な部分については学んでおいてください。
ちなみに、制度自体は来年からですが、扶養控除をされる方は、今年の年末調整でマイナンバーが必要になりますので、気を付けてください。
10月に入って急増する不審電話
いまひとつ理解していない人が多いのを逆手にとって、マイナンバーに関する詐欺も横行しています。国民生活センターには、マイナンバーに関する不審な電話などのトラブルの相談が増えているようです。
右の図は、その相談件数の推移ですが、通知カードの発送が始まった10月に入ってから急増しています。また、相談してきた方の属性をみると、60歳以上の高齢者が8割、女性が8割といった状況です。オレオレ詐欺の被害者の属性と、ほとんど同じです。
特殊詐欺の新たな手口に発展する可能性も
相談事例をみると、マイナンバー制度をネタにして、個人情報を聞き出そうとするものが多いようですが、中には、オレオレ詐欺などの特殊詐欺と同様に、金融機関の口座番号を聞き出そうとするケースもあるようです。
年末にかけてと、制度開始直後などに、マイナンバーを聞き出そうとする詐欺が、さらに増えることが予想されます。当面は、税、社会保障、災害対策の3つ以外にマイナンバーを使用することは法律で禁止されています。不審な電話には引っかからないように、十分に注意していただきたいと思います。
【参考情報】
・安心豆知識「個人情報を有効に利活用しよう」
・セコムあんしんマイナンバーサービス
セコムIS研究所
リスクマネジメントグループ
濱田宏彰
マイナンバー制度に便乗した
不審電話の相談件数
(国民生活センター)
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