ホーム > ホームセキュリティ > 月水金フラッシュニュース > 月水金フラッシュニュース・バックナンバー > 前年比11%増の忍び込み
前回、在宅時に侵入してくるドロボウの割合が増えていることを書きましたが、件数として、どのくらい増えているのか見てみましょう。
在宅時の侵入盗は、忍び込みと居空きがありますが、就寝中に侵入する忍び込みの増加が目立ちます。2015年の1〜9月の忍び込みの件数は9423件でした。2014年の同期間の件数は8486件なので、11%増加していることになります。
これを月別にみると、8月と2月が32%と高く、次いで7月の16%、9月の14%となっています。毎年、このくらい増えているのでしょうか。
増えたり減ったり
1〜9月の忍び込み件数をみると、2013年は1万426件、2012年は1万134件、2011年は1万2391件、2010年は1万1927件となっています。つまり、毎年増えているわけではないようです。ここ数年は、増えたり減ったりを繰り返しているようです。
右の図は、1〜9月の忍び込み件数の前年同期比を示したものです。直近10年間をみると、2010年までは、減少が続いていますが、2011年に4%の増加、2013年に3%の増加、そして今年2015年に11%の増加となっています。中でも、今年の増加率は2ケタとなっており、2011年や2013年の増加とは、様子が異なっているとも考えられます。
おやすみ前の施錠確認
ここ数年のトレンドをみると、来年は減少に転じるかもしれませんが、もっと長いスパンで見ると、全体として右肩上がりの傾向となっています。
忍び込みは、夏に多く、冬は少なくなります。夏は暑さゆえ、就寝時に窓を開けている方も少なくないと思います。一方で、冬は寒いために閉めきることが多くなります。ところが、施錠を忘れる方が少なからずいらっしゃいます。ドロボウは、そんなちょっとしたミスを見逃さずに狙ってきます。寝る前に、玄関と窓の施錠確認をお忘れなく。
【参考情報】
・就寝時に不在になる部屋のセキュリティ機能をONにすることができる「セコム・ホームセキュリティ」
・データから読む「住人の在宅中を狙うドロボウが増加中」
セコムIS研究所
リスクマネジメントグループ
濱田宏彰
各年1〜9月の忍び込み件数の
前年比の推移
(警察庁の資料をもとに作成)
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