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殺人と放火が増加傾向!? 〜2014年上半期の犯罪統計から〜

 先週、警察庁から、今年1〜6月の犯罪統計が発表になりました。今年、上半期における刑法犯の認知件数は59万1321件で、昨年同期比で3万2千件ほどの減少となっています。このペースでいけば、2014年通期では120万件ほどになるかもしれません。
 罪種別にみると、特に減少が顕著となっているのが、恐喝や侵入盗などです。
 一方、増えているものとしては、脅迫の増加が目立ちます。凶悪犯の一部でも増加に転じたものが出てきました。また、相変わらず、詐欺も増えています。

窃盗の増減率
 まずは、いわゆる泥棒についてみてみましょう。右の図は、いくつかの犯罪の増減率を示したものです。そのうち緑の棒グラフが窃盗の部分になります。
 侵入盗は、前年同期比で14.0%の減少となっています。中でも、17.0%減少した空き巣、17.1%減少した事務所荒らしが大きく効いているようです。乗り物盗は1.1%増加しています。自動車盗は25.5%と大幅に減少しましたが、件数が多い自転車盗が6.1%の増加となったのが影響しています。非侵入盗は、ひったくりやすり、車上ねらいや部品ねらいなどの減少率が大きく、トータルとして8.8%の減少となっています。

住宅侵入盗の増減率
 さらに、皆さんがお住まいの住宅を対象とした侵入盗についてみると、2014年は前年同期比で16.1%の減少となっています。2013年上半期と2012年上半期を比べた時、0.1%の減少でした。最近は減少度の縮小が進行中で、今期は増加に転ずる可能性も見られました。ところが、一転して大幅な減少となっています。
 住宅侵入盗をさらに細かく見たものが、右図の青の棒グラフです。前回は、空き巣のみ、わずかな増加がみられましたが、今回は、空き巣、忍び込み、居空き、いずれにおいても減少となっています。

増加に転じた一部の凶悪犯
 2002年に285万件のピークを迎えた刑法犯の認知件数ですが、その後、ほとんどの犯罪で減少が続いています。一部、増加しているものと言えば、詐欺とわいせつというのが、最近の傾向でした。ところが、ここへきて、放火が10.1%の増加、殺人が7.9%の増加となっています。右図のオレンジ色の棒グラフの部分です。これまで、減少が続いていた殺人や放火ですが、ちょっと異なる動きとなっているところが気になります。
 これらを含む凶悪犯は治安のバロメータとも言われ、体感治安にも影響を与える可能性があります。今回は、上半期の動向についてみましたが、年後半の動向について、さらに経過を見ていきたいと思います。

【関連情報 pick up!
データから読む「2013年上半期の空き巣件数が前年比21件の増加に」

セコムIS研究所
リスクマネジメントグループ
濱田宏彰

一部の犯罪の増減率(警察庁)【2014年上半期と2013年上半期の比較】

一部の犯罪の増減率(警察庁)
【2014年上半期と2013年上半期の比較】

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